この記事の目次
はじめに
先週の土曜日11/24にソフトバンクが、
映画の無料視聴キャンペーンをやっていましたので、視聴しました。
今回視聴した「カメラを止めるな!」は、
低予算で大ヒットした映画として世間で評判となっています。
もともとは、映画作品としてではなく、
映画のワークショップとして撮影されたもので、
ここまでのヒットは予想していなかったそうです。
この映画、以前から見たいと思っていまして、
映画館に見に行こうと思っていたんですが、
なんやかんやでタイミングを逃してしまい、この機会に視聴しました。
この映画はDVD・ブルーレイの発売が12/5で、
まだ見ていない人も多いかと思います。
ここから先はネタバレしていきますので、
内容を知りたくない人は読まない様気を付けて下さい。
あらすじ
人里離れた山の中で、自主映画の撮影クルーが
ゾンビ映画の撮影を行っている。
リアリティーを求める監督の要求はエスカレートし、
なかなかOKの声はかからず、テイク数は42を数えていた。
その時、彼らは本物のゾンビの襲撃を受け、
大興奮した監督がカメラを回し続ける一方、
撮影クルーは次々とゾンビ化していき……。(Yahoo!Japan映画)参照
こういった感じで、冒頭30分間は、どこかで見たことあるような
ゾンビ映画みたいなものを見せられるんですが、
ゾンビ映画のエンドロールが終わった後に、
この映画の本編が始まるというような構成になっています。
この映画は、大きく分けると、
第一章「ゾンビ映画」
第二章「映画を撮るまでの背景」
第三章「撮影の裏側」
の3つに分けることがでます。
本編
第二章は、ゾンビ映画が撮られることとなった経緯や、
登場人物の背景などが語られ、
第一章で見たゾンビ映画に出ていた人物のことが何となくわかってきます。
そして、登場人物のことが一通り分かったところで、
ゾンビ映画の撮影に入って、第三章の撮影の裏側を見ていくことになります。
最初に見た第一章のゾンビ映画部分では、違和感を感じる箇所や、
セリフや行動がおかしいところがいくつもあり、
「グダグダやなー」と思っていましたが、
第三章の撮影の裏側を見ることで、この感想が一変して、「この映画すごい」になります。
簡単に言うと、第一章は伏線で、それを第三章で回収していきます。(きれいに回収されます)
裏側から見る
私は映画を結構見るんですが、映画撮影の裏側は見たことはなかったので、
第三章の撮影の裏側は、非常におもしろかったです。
第一章の表面から見てるだけでは分からなかったことが、
第三章の裏面から見ることで、その全容が見えてきますし、
あのシーンの裏にはこういった苦労やアクシデントがあったのか、
ということがわかり、ものづくりの大変さというか、
普段見ている・見えている部分というのは、
ほんの一部なんだということを改めて思いました。(そこまで含めての映画なんですが)
おわりに
最初は微妙かなと思いましたが、話が進んでいくにつれ
映画に引き込まれていきました。
この映画を一言で説明すると、
ゾンビ映画の撮影クルーが、本物のゾンビに遭遇した映画を撮る撮影クルーを撮影する映画です。
つまり、「映画を撮る人を撮る人を撮る」という、三重構造になっています。
言葉では伝わらない部分が多いと思いますが、
非常に面白かったので、機会があればぜひ見てください。
おすすめです。