映画「グリーンブック」と「黒い司法」をみて

この記事の目次

はじめに

最近、立て続けに2本、黒人差別をテーマにした映画を見ました。

 

映画は毎週1-2本見ていますが、一ついい映画、面白い映画を見つけると、その映画と同じテーマのものを探して見たりします。

 

同じテーマの映画を見ることで、そのテーマに関する他の視点を知り、理解が深まる気がします。

 

黒人差別をテーマにした映画

アメリカでは黒人を奴隷としていた歴史があり、現代でもその慣習を引きづっているところがあるようで、アメリカ映画では、度々黒人差別をテーマにした映画が公開されています。

 

先日見たのは、「グリーンブック」と「黒い司法」という2本の映画。

どちらも実話に基づく作品です。

黒人差別を普段目にすることはありませんが、差別は日本でも日常にあふれていますので、その点で、どちらの映画も心に刺さる内容のものでした。

 

根深い差別

差別というのは意思をもった行為ですが、その差別が長い間行われていると、なぜその差別がされているのか理解しないまま周りに流され差別をする人が出てきます。

 

黒人差別は奴隷制度があった時代の名残であり、その制度が無くなった現代に差別をする理由は本当はありません。

 

ただ周りがそうやっているからという理由で差別することで、その差別は徐々に広がっていき、やがてそれは慣習となります。

 

映画の中にもそのような描写があり、黒人だからという理由で不当に逮捕され、有罪にされて死刑ということも現実にはあったようでした。

 

時代は違うと言え、これが現実に起こった話だということには驚きです。

 

相手の立場に立つ

差別や思い込みというものは、一方的な立場で物事を見ることにより起こってしまいます。

 

映画の中でも、相手の立場に立って物事を見ることができる人がいるからこそ、問題は問題として認識され、それを解決しようと動き出す人が出てくるわけです。

 

ただ、悪気のない、意思のない慣習的な差別はどうしようもないくらい根が深く、「申し訳ないですが」と言いながら悪気なく差別をする人もいます。

 

こういう考えの人と話し合いをしても理解を得ることは難しそうです。

 

差別が長い期間続くと、その地域の文化となり、当たり前のように思ってしまうということが映画の中で描かれています。

 

慣習に流されず、相手の立場に立って自分の頭で考えることがいかに大事かということがわかります。

 

おわりに

実話をもとに製作された映画には、社会的問題が取り上げられていることが多いので、観て学ぶことも多いです。

 

映画は自分にない視点から物事を見ることが出来ますので、自分のことを考えるいいきっかけにもなります。

 

自分も慣習だからと流されることがあるかもしれません。

だから、そうならないよう、日頃から新しいことに挑戦する姿勢をもち、考え方が凝り固まってしまわない様にトレーニングしておかないとダメだなと感じた次第です。

 

いずれにしても、これらの映画は2本ともおすすめです。

 

 

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