質の高い情報は頻度の高いコミュニケーションから

この記事の目次

はじめに

9月末の退職に向けて、日々粛々と残務と引き継ぎを進めています。

 

それと同時に、お客さんに今までのお礼や、私のこれからの予定などもお伝えしており、慣れ親しんだ方達との別れに少し寂しさを感じているところです。

 

同時に、数件ですが次の転職先に一緒に移籍するお客さんもあり、これからも関与させてもらえることに喜びも感じています。

 

コミュニケーション

今の事務所で働いて約10年。

 

思えば結構長い間働きました。前の事務所と通算すると13年この業界で働いていることになります。

 

この13年間を振り返ってみると、上手くいったことよりも失敗や迷惑をかけたことばかり思い出されます。

 

当たり前かもしれませんが、お客さんからすれば正しく処理できることが大前提で、正しい処理プラス想定以上の結果を提供することではじめて喜んでもらえます。

慣れるまでは辛いことの方が多いですが、慣れれば少し楽しくなってきます。

 

働く前は、人と接することが少なく、もくもくと作業をする仕事なのかなと思っていたら、人と接する機会も多く、コミュニケーション能力が必要な仕事でした。

 

会計や税務に関する仕事は、依頼者の財布の中を見せてもらう仕事ですから、お客さんからの信頼がなければその細部を見せてもらうことが出来ず、正確な処理、提案をすることが難しくなります。

 

月1回顔を合わして話をする機会があるお客さんや、2か月、3ヶ月、半年、年1回しか顔を合わす機会がないお客さんもありますが、顔を合わす頻度が少なくなるほどコミュニケーションは取りづらく、また信頼も得難いように思います。

 

中にはこの10年間一度もあったことがないお客さんもいます。

顔は知りませんが、所得は知っています。

 

会ったことがない人に連絡する際には細心の注意を払いますし、仕事としては非常にやりにくい。

やはりこの仕事は、直接にしろ間接にしろ、顔を見て話をする機会が多ければ質の高い情報を得ることが出来ますので、会う機会を設けてお互いの仕事をやりやすくしておきたいところです。

雑談からも情報を拾える

また、世間話をしている中からでも、お客さんが気づいていない税務判断に必要な情報を拾うことができますので、知っていることで事前に手を打てる対策もあります。

 

せっかくの顧問契約なので、中途半端な関係よりも、がっつり二人三脚で進んでいくと考えた方が、私としてはやりがいを感じますし、お役に立てることも多いかなと。

 

これらは、会計や税務の仕事に限ったことではないと思いますが、基本は定期的に顔を合わせて話をする機会を設けるのが大事かなと思います。

 

おわりに

転職することは決まっていますが、未だに独立を先送りしたことに少し未練を感じています。

 

これからの長い税理士人生、キャリアピークを考えて練った作戦なので、この選択は間違いではないと理解はしているんですが、心の奥底の方では自由を叫んでいます笑

 

これから先どうなるかは自分でもわかりませんが、せっかくなので何でも楽しんでやろうとは思っています。

 

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