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はじめに
先日、子供達が通う、保育園の運動会がありました。
運動会などの行事では、普段の生活の中で見られない姿が見られますので、
毎年楽しみにしています。
他にも、お遊戯会や夏祭りなど、いろいろな行事がありますが、
これらは必ず参加するようにしています。
ただ、運動会は場所取りが命ですので、
どこの家庭も本気で場所を取りに来ます。
運動場の開場は8時40分だったので、私は8時30分くらい会場に行ったんですが、
そのころには既に長蛇の列ができていて、何とか場所は確保したものの、
前から3列目でした。(でも割とよく見える)
他の人の話を聞いていると、一番に並んだ人は、
5時30分くらいから並んでいるそうです・・・・
そして、妻も5時頃に起きて弁当を作っていました。
みんな、本気度が違います。
変化を見逃してしまう
一緒に生活していると、子供達の成長は日々感じることができますが、
それは生活している中で見ることのできる部分の話で、
生活の中で見ることのできない部分の成長を見る機会は、あまりありません。
子供達はしらないうちに成長していることが多くあります。
先日の運動会でも、1年前には緊張して後ろの方で固まって
何もできていなかったダンスが、今年は積極的に前に出ていたので、
身体面もそうなんですが、特に精神面での成長を感じました。
これは、運動会という本番の中でしか見ることができないものなので、
運動会に参加していないとその成長(変化)を見逃してしまいます。
積み重ねた変化
人間は、変化を認識するときは、無意識に直前の情報と今の情報を比較してしまいますので、
毎日見ているものが、少しずつ変化していった場合は、その変化に気づきにくいです。
例えば、久しぶりに会った人が子供に言う「大きくなったなぁ」という言葉は、
久しぶりに会って、その人が持っている直前の情報が、かなり前のものだからこそ、
感じられる変化であって、毎日顔を合わしている親からすると、
なかなか感じられないことでもあります。
毎日見ていると、その変化に気づきにくいので、
少し期間を空けて見ることも必要ではないでしょうか。
特に毎日コツコツと積み重ねていくことで、少しづつ起こる変化は、
近くにいる人ほど気づくことが難しいので、その変化を見る機会
を作ることは重要ではないかと思います。
変化に気づくために
少し話は変わりますが、
子供の変化に限らず、経営上の数値の変化も同じです。
毎日数値を見ることは大事ですが、期間を空けて比較してみることで分かることも多いです。
毎日の経営上の数値の変化にに一喜一憂することはあるかと思いますが、
ここ数年の推移を見て比較することで、その変化の傾向も見えてきますし、
毎年変化しない様な、同じような数値があることにも気づくことができます。
そして、変化しない数値もそこから一歩離れて、
客観的に見てみる(同業他社等との比較をしてみる)と、
その数値が変化しないことがおかしかったり、
そもそも高い又は低い数値で推移していることが、
おかしいことに気づくこともあります。
変化に気づくために、
毎月の数値を並べて見る機会や、
他の人に数値を見てもらう機会を作っておいた方がいいと思います。
おわりに
「灯台下暗し」
このことわざが示すように、自分に近いところは、
自分で照らして見ようとしない限り、見えないです。
しかし決して見えないものではないので、
見てみようと行動に移すことが重要ではないかと考えています。