コミュニケーションツールとしての図書交換。

この記事の目次

はじめに

図書交換ってやったことありますか?

 

私はやってます。

 

仕事で毎月お会いするお客さんと、3年ほど前から本の交換をしています。

 

毎月1冊それぞれ本を持ち寄り、軽く本のプレゼンをしてから交換(貸し借り)をしています。
毎月お会いする中で、本の話題で盛り上がることが多かったので、
お互いどんな本を読んでいるのかとか、おもしろかった本はどんなものかとか、
いう話になっていき、自然と本を交換することになりました。

 

今では毎月お会いして話をする時間の大半は、本のプレゼンと、
前の月に借りた本の感想等の話となっています。笑

 

本はコミュニケーションツール

私は、毎日本を読むことを習慣としていますので、毎月何冊も本を読みます。

 

読んだ本の中で次に貸し出す本を探すことになりますので、
「あの人はこういうことを考えていたから、この本がいいかな。」とか、
「前回にお会いしたときは、自分の考えが上手く伝えられなかったから、
この本を読んでもらった方が伝わるかな。」とか考えて
交換する本を選んでいますので、お互いにとって有用な本を読めることになります。

 

言葉で伝えるよりも、文章で見てもらった方が伝わりやすいこともありますので、
伝えたいことが端的にまとまった本を読んでもらうことで、
コミュニケーションがスムーズにできることもあります。

 

紙の本を使うことで意思表示もできる

電子書籍だと、本のタイトル等を伝えるだけですが、
紙媒体の本だと、付箋を貼っておいたり、マーカーを引いておいたりしたものを、
そのまま渡すことができます。

 

借りた側はその付箋やマーカーをみることで、この人はここが重要だと思ったのかとか、
相手のことを知ることもでき、1冊の本の中でも伝えたい部分や
重要だと思っている部分を伝えやすいです。

 

私は、耳で聞いた言葉よりも、目で見た文章の方が情報としての信頼性が高い
と考えていますので、言葉で伝えるよりも文章で伝えた方が、
より伝わりやすのではないかと思っています。(人の書いた文章ですが)

 

失敗が少ない

本のジャンルの取り決めも特になく、ビジネス本が多いのですが、
たまに小説も交換します。

 

最近は「海賊とよばれた男」「君の膵臓をたべたい」「蜩ノ記」を交換しました。
小説は、当たり外れが大きいですから、好き嫌いをある程度知った人から紹介された本は、
自分にもヒットすることが多いような気がします。

自分で小説を選ぶときは、著者やあらすじから中身を推測して、
読むかどうかを決めているので、読む本は偏ってしまいます。
図書交換をすることで、自分では選ばなかったであろう本と出合うことができます。

 

おわりに

青春時代に、交換日記的なものは少しだけしたことがありましたが、
交換日記は、あまり会えない人の考えていることを知るのには、
優れたコミュニケーションツールだったのかもしれません。

これと同じように、図書交換も、あまり会えない人の考えを知る上では、
一つの方法じゃないかと最近思っています。

楽しんでコミュニケーションを取るために、あえて紙媒体の本を読む。
そして、書き込み、付箋を貼る。

最近は、電子書籍等で本を読むことが多くなっていますが、
あえて逆行することで何か新しいことが見えてくればいいなと思っています。

 

 

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