劣等感は原動力になる

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はじめに

大学を卒業した22歳の頃、就職先を見つけることが出来ず、何かの足しになるかと簿記の勉強をはじめ、そこから1年半は、簿記3級、2級、1級、税理士試験の勉強に専念していました。

 

私の考えを知らない人達であれば、「大学を卒業して就職しないなんて何事かしら!?」と思われても仕方がないかなと思っていましたが、当時はその宙ぶらりんの状態が少し辛かったことを覚えています。

 

今回は、今でも持っている劣等感(就職が遅かったことや、勉強)について、私なりの付き合い方を書いていきたいと思います。

 

他の人よりスタートが遅いという劣等感

私の税理士試験1回目は、1年半で簿記3級、2級を合格、そして1級の商業簿記を勉強した上で、税理士試験科目の簿記論と財務諸表論を合格することを目標としていました。

 

私の周りの友人たちは大学卒業後に就職をして、私が1回目の税理士試験を受験する頃には、約2年の社会人経験の差が出て、高校卒業後から働いている友人に至っては、約6年くらいの社会人経験の差が出ます。

 

その部分は意識していましたし、資格勉強をすることでその差が埋められるとも考えていませんでしたので、自分は確実に科目合格を果たして、早く税理士事務所に就職して実務経験を積みたいという思いを持っていました。

 

私は他の人よりもスタートが遅いので、その差を埋めようと勉強は必至でやりましたし、その成果が資格取得という形に成るというのは私にとって心の支えになっていたかなと。

 

今思えば、1年目に必至になってやれたのは、この劣等感を埋めようとしていたからかもしれません。

 

結果、この1年半で簿記3級、簿記2級、簿記論に合格することが出来ました。

 

劣等感を原動力に

私は、昔から勉強が好きなわけではなく、必至で勉強した経験もなく、特に大した結果を出したことはありません。

 

高校生の頃は、学校もサボりがちで不真面目でしたから、担任からは卒業後、大学受験はせずに働けと言われていましたが、「なぜ他人に自分のことを決められなければならないのか」という反発心から、大学受験を決意し、半年くらいの勉強の末、大学に合格しました。

 

当時自分は勉強が出来ない(勉強での成功体験や経験値が圧倒的に足りない)という劣等感を持っており、勉強をやろうとは思いませんでしたが、これは嫌なことを放棄又は先延ばしにしていたにすぎません。

 

どの道に進んでも、自分の劣等感と向き合わないと行けないときはいつか来ますので、それが今なのか先なのかの違いでしかないのかなと。

 

私は、人に言われたことや、多くの人がやっていることと反対のことをしようとするところがあるので、自分がやろうとしていることに対して、「君には無理だ」と言われればやる気が出てしまいます笑

 

私の過去を知っている人からすれば、私は相当できない(やらない)人だと思われているので、税理士試験を受けると言った時も、多くの人から「君には無理だ」と言われました。

 

そして、その甲斐?あってか、税理士資格を取得することが出来ました。

 

自分の劣等感とは、いつか必ず向き合わないと行けないときが来ますので、それが早い段階で来たのは幸運だったのかもしれません。

 

劣等感と向き合いそれを乗り越えれば、共存していくことは可能だと思っていますし、上手く使えば自分を発奮させるトリガーにもなり得るのかなと。

おわりに

過去がそうだったからといって、これからもそうだとは限りません。

 

今までやってきたことを変えたり、新しいことをはじめれば、人間いつからでも変わることが出来ると思います。

 

税理士試験でも、客観的にみれば「君には無理」と思われることもあるかもしれませんが、何があってもそれをやるのは自分なので、自分はできる、他の人ができているのだから自分にも必ずできると信じることが大事です。

(最後に受けた、税理士試験の本試験直前には「自分が解けない問題は他の人も解けない」と言い聞かせていました)

 

そのための発奮材料として「劣等感」を埋める様に頑張ると、結果が出るまでやり抜くことが出来るのではないかなと思います。

 

まぁこの劣等感はどこまでいっても劣等感で、今でも勉強しない日が続くとあの時に逆戻りしてしまうんではないかとビビっています。

劣等感とは上手に付き合っていくしかないですね。

 

【編集後記】

この連休は天気が悪いみたいですが、キャンプに行く予定です。

雨がきつかったらテント泊出来ないかもしれませんが、まぁその時はその時でホテルでも探して、行き当たりばったりを楽しみたいと思います。

(晴れてくれるのが一番ですが・・・)

 

 

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