以上、以下、未満、超の正しい使い方
JuliaBoldt / Pixabay

はじめに

「3,000円以上のお買い上げで、駐車場代2時間無料!」

最近は多くの複合施設でこういった貼紙を目にします。

このときに、3,000円以上の「以上」という言葉の意味を知っていないと、「以上」に3,000円が含まれるのか、含まれないのか判断ができませんし、「3,000円丁度買い物していれば、駐車場代は無料になるのか?」と迷ってしまいます。1円足りないだけで、払わなくてもいい駐車場代を払わないといけなくなるのは誰でも嫌です。

そんな間違いを犯さないために、今日は「以上、以下、未満、超」の使い分けについて考えていきたいと思います。

 

以上と以下

先ほどの例を使ってお話しします。

結論から言いますと、3,000円以上は3,000円を含みます。

ですから3,000以上は「3,000円~」なので、3,000円丁度買い物をすれば駐車場の2時間無料をGETできるというわけです。

これと同じで、3,000円以下も3,000円を含むことになりますので、3,000円以下は「1円~3,000円」ということになります。

分かりにくいと思った人は次のように考えてみれば、分かりやすくなります。

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「以」

という漢字は「もって、もってする」という意味がありますので、3,000円以下とは「3,000円をもって下がる」と読み替えればしっくりくると思います。(しっくりこない人ごめんなさい。)

私は、以上と以下を見たときは、この金額をもって上がるんだな。もって下がるんだな。と思いながら見ています。

 

未満、超

この二つもよく聞く、よく見る言葉ですが、先ほどの以上・以下と比べると、間違って使っている人は多い様に思います。日本語というのは、微妙なニュアンスを表現できる言葉がありますので、意味を知っているようで知らない言葉が沢山あります。

 

それでは、まずは「未満」から考えてきたいと思います。

 

では、「3,000円未満」は3,000円は含むでしょうか?

 

こちらも漢字の意味から考えていくとわかりやすいです。

「未」は「いまだ、まだ」という意味があり、

「満」は「いっぱいになる、みちる」という意味があります。

「未」は否定形の言葉で、「満」という言葉を打ち消しますので、

3,000円未満とは、「3,000円にまだ、みたない」と読み替えることができ、3,000円未満は3,000円は含まれず「1円~2,999円」となります。

 

次に

「超」

という言葉は「こえる、こす」という意味がありますので、3,000円超は「3,000円をこえる」と読み替えるよことができます。ですから、3,000円超とは3,000円は含まれず、「3,001円~」ということになります。

 

まとめ

・以上、以下は対象となる数字が含まれる。

・未満、超は対象となる数字は含まれない。

このように区分することができますので、ぜひ覚えておきましょう。

 

以前、少額減価償却資産の特例(中小企業等が30万円未満の資産を取得した場合の損金算入の特例)の判定にあたって、「30万円未満の資産であれば対象になる。」と伝えたところ、30万円丁度の資産を取得して、耐用年数で償却しなくてはいけなくなった。という話を聞いたことがあります。

このように、言葉の意味を知らないと、間違えた理解で伝わってしまうことがありますので、数字や金額を伝達する場合は、工夫をして伝えたほうがいいでしょう。

例えば、30万円未満という金額を伝えるときは、「299,999円までのものが対象になります!」と言うとか。

まぁこんなこと言っていたら「そんなんわかってるわ!」と言われそうですが、数字というのはデリケートですので、間違って伝わらないように気を付けたいものです。

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