この記事の目次
はじめに
税理士として仕事をするためには、税理士会へ税理士登録する必要があります。
税理士登録するには、2年以上の実務経験を証明する在職証明書が必要で、在職証明書は勤務先の所長に書いてもらうことになり、個人事務所ならそこに所長の実印プラス印鑑証明の添付が必要です。
資格取得後も在職し続けるなら快く証明書を発行してもらえそうですが、私の様に退職することが決まっている場合は、発行依頼するのも待つのもどきどきすることになります。
在職証明書の発行依頼
税理士資格を取得したから、税理士登録しようと前職の税理士事務所に在職証明の発行を依頼したら、「あなたのことが信用できないから発行できない」という事案を、風のうわさで聞いたことがあります。
今までいろんなホラー映画を見てきましたが、この話はどんな映画よりもぞくぞくしましたし、聞いただけで冷や汗が止まりませんでした。
もし在職証明がもらえなかったら、税理士登録するためにもう2年間別の事務所で働くことになるでしょう。
最悪、税理士会に訴えたらいいとかいう話も聞いたことはありますが、こちらの信憑性は微妙。わざわざ仲裁はしてくれるのかなと。揉めたくはないですよね。
まぁ、どこかに訴える前に所長と話し合いする必要はありますが、税理士登録しようとするなら最悪そんなことも考えておかないといけません。
そんなホラー要素満載の私の税理士登録についても、一筋の光が見えてきました。
所長から在職証明書を頂戴したのであります。
勝因はやはり、所長にお願いするときに申し訳なさそうにしてお願いしたのが良かったのかなと。
まだこれから、いろいろと集めないといけない書類はありますが、一番大変だと思っていた在職証明書を手に入れたので、もう勝ったも同然でしょう。
税理士登録するまでの壁
税理士登録するまでには数多くの壁を乗り越えないといけません。
人によっては壁の高さや数は異なりますが、私の場合少なくとも次のような壁があったと感じています。
・税理士試験の受験資格
・税理士試験を3科目合格
・大学院の入試試験
・大学院で必要単位の取得
・論文口頭試問の合格
・論文の国税審議会での免除決定
・在職証明書のゲット(いまここ)
・税理士会での書類審査と面接
この中で一番時間かかったのは、税理士試験の3科目合格です。
その後もなんやかんやとドキドキするイベントがあり退屈はしませんでしたが、改めて文章にして並べてみると、登録するまでの道のりって長いなぁと。
残すところは税理士会での書類審査と面接です。
すんなりと通ればいいんですが、まだ乗り越えるべき壁は少し残っています。
おわりに
こうやって並べてみると、ゼロから税理士登録するまでの壁は結構多いなと。
しかし、一番高い壁は税理士試験なので、そこを超えてしまえばあとは何とかなるとは思います。
このあとスムーズに進めば、今年中に登録できそうなので、早いこと登録したいですね。