この記事の目次
はじめに
令和2年12月16日付で税理士登録が完了しました。
簿記3級の勉強を初めてから約14年が経過し、23歳だった自分も今や37歳。
当初の計画では、1年に1科目づつ合格して5年で官報合格するつもりでいたんですが、気づけば税理士試験を10回受験して3科目合格、そして大学院に進学して2年。待つこと約1年。
振り返ってみれば、このルートは自分の短所と長所が出てるような気がします。
(あきっぽいけど、あきらめが悪い)笑
振り返って思うこと
税理士試験が長引いて不合格が続いていた時期は、どんどん不安や焦りが強くなって、このままでは一生を棒に振ってしまうと常に暗い気持ちでした。
不合格になるたびに人生計画を少しづつ修正(合格目標を後ろにずらすだけ)していましたが、受験歴が10年にもなってしまうと、当初の計画から全てが後ろ倒しになってしまい、もはや無計画と言える状態になっていました。
私の人生は、税理士という資格ありきで考えていたので、まずは税理士になれる時期が決まらないと、その先の将来のことは何も決められないし人生も進まない。
私の場合は、もう少し早い段階で視野を広げて大学院を検討してれば、精神が少しは安定して周りに迷惑をかけることも少なかったかなとは思います。
でも回り道をしたからこそ学べたこと、出会えた人もいます。
大学院での同期の友人たちや先生方、この出会いは大きかったですし、これからの人生も大きく影響を受けるだろうと思います。
また、ブログやTwitterも、回り道をして失敗が続いてたからこそやってみようと思えたので、回り道が悪いとも思いません。
実際にやってみてわかったことや感じたことも多くありますし、誰かの文章に影響を受けたことも多々あり、逆に誰かに影響を与える可能性もあります。
回り道はたくさんしましたが、どれも貴重な経験ですし、やらなければよかったということはありません。自分には全部必要な経験だったんだと思います。
待つことに疲れた
税理士試験は本試験が8月で結果発表が12月です。
とにかく試験後から結果発表までの期間、毎年毎年待つことに疲れました。
またこの試験、自己採点はあてにならないので、この4か月間は妄想が膨らみすぎて12月にダメだった時の落ち込みようがすごかったです笑
また、大学院に行って免除通知を出してからも半年くらい待つのはざらだと聞いていましたし、長いときは1年くらい待つこともあるのだとか。
幸い私の場合は、3月に免除申請して6月に免除通知をもらいましたので、3か月で免除が決定され、かなり早いほうでした。
次にそこから3か月は、退職の加減で税理士登録の申請ができませんでしたし、やっと10月に税理士登録を申請して、登録が完了するまでにそこから2か月半かかりました。
すんなり進んだとしても、大学院を出てから半年近くは待ちの時間が発生します。
待ちの期間が長ければ長いほど変な妄想が膨らんでしまいますが、メンタルは相当鍛えられたのではないかと思います。
ただ、もう待つことには疲れました。
おわりに
昨日、税理士試験の合否の発表があり、Twitter上では嬉しい報告をたくさん見ることができました。
Twitterには、自分が諦めた官報合格を果たした方たちがたくさんいて、その苦労を思うと感動します。
改めておめでとうございます!
長い人では20年かけて合格した人もいたり、その諦めない精神は見習いたいと思いますし、結局、成ろうと思い続けなければ成れないということです。
私は14年かけて勉強してきて、「あきらめず、ひたむきに、コツコツ積み上げる」ということがいかに大変で、最も大事かということに気づきました。
これから税理士として活動していく上でも、この気持ちは大事にしていきたいです。