この記事の目次
話すスキルを手に入れるには練習・練習
先日の記事にも少し書きましたが、話すことで気づくことはたくさんあります。
税理士事務所等のいわゆる士業事務所にお勤めの方は、経験がある方もあるかもしれませんが、私の勤務している事務所では、毎朝の朝礼でスピーチがあります。
スピーチといいましても、そんな大したものではなくて、数分間話をすればいいだけです。(題材は何でもオッケーです)
これは、カンペを使っても、使わなくてもいいですし、話の内容は自由です。
私の現在勤める事務所では、月~金曜日まで毎日スピーチがあり、順当に進むと週一回は回ってきますので、頻度は高めです。
この習慣は以前に勤めていた事務所でもありまして、この業界10年にいる間ずっとスピーチをしていることになります。(ただし、前の事務所では週一回だけ実施でした。)
スピーチは10年間やっていますので、今は最初の頃に比べるとそこまで緊張はしませんが、やはり何か話をしようとすると、それなりの準備は必要です。ときには、考えがまとまらないまま話をすることもあったり、自分の順番だと思っていなくて、その日に急に思い付きで話をしたこともありましたが、かなりグダグダで、思い出しただけでも震えてきます。
それからは、もしもの時のため、いつでも話ができようにと、常に一つは話のネタのストックを持つようにしています。
自分の考えを人に伝えるというのは難しく、インプットしたものを正しくアウトプットするまでには、反復練習が必要です。
使いまわしすことで精度が上がる
昨日に書いた記事
は、投稿する前日に事務所のスピーチで話した内容を文章にまとめたものです。
スピーチで人に話すまでは、この話が役に立つかどうかの判断ができなかったので、文章にしていませんでしたが、一度、人前(スピーチ)で話してみたところ、思いのほか「役に立つ話だった」というリアクションがあったので、文章にして残しておこうと、昨日投稿しました。
今回は話すのが先でしたが、ブログに書いてから、人前で話すというパターンもあります。
一つのいいネタは場所が変わっても使えますので、効率性を考え、使いまわしをしています。
発信するのであれば、誰かの役に立つことを発信したいので、ウケた同じネタを使い回します。そうすると、話の精度もあがってきます。
話すスキルを磨くために、書くスキルも磨く
今は、話すことを頭の中でまとめることが、少しずつできるようになってきましたが、以前は全くダメでした。
大学卒業したての頃は、本を読む習慣もなかったですし、文章を書くこともあまりなかったので、話しても書いても日本語が変で、前の事務所では「正しい日本語を使いなさい」とよく叱られました。
そんな私を見かねてか、上司が私に「新聞を読んで、気になる記事をまとめる練習をすると、話す力、書く力が鍛えられるよ。」と教えてくれました。
私は新聞を読んで、この記事は何を伝えたいのか?何を伝えたいのか?を読み取るように心がけ、要点をまとめて、自分の意見を書くということを続けていました。
こういったことを1~2年続けて、その後その事務所は退職しましたが、今でもその時のことが活きているなと感じることはあります。
話すことが苦手で、話す機会が少ない場合は、読んで書くを繰り返していくと、自然と話もできるようになっていきますので、どんな形でも練習をしていくことが大事だと感じています。(このブログも練習のひとつです)
話をまとめるテクニック
でも少し書きましたが、考えたいこと、答えを出したいことがあるときは、時間をかけることが必要ですが、これをある程度自動化することは可能です。
人間の脳は、今考えていることだけでなく、前に考えたことや、やったことを覚えていて、自分の意識していないところで、勝手に考えてくれることがあります。
ですから、考えが進まないときは、この機能を使って、考えたいこと、答えを出したいことを頭の中に置いておくイメージで保留しておくことで、再度考えた時に答えがスムーズに出ることがあります。
話したいネタが決まっていれば、ネタ元の記事を一度読んで、頭の中に置いておくことで、数日後には何となくまとまっています。まとまっていなくても、内容を何となく覚えていますので、もう一度読んだらスッと頭の中に入ってきます。
まとめ
話をすることが苦手な人は、書いてみたり、頭の中に置いておくをやってみましょう。
人前で話すことや書いて文章にすることは、生きていく上で必要なスキルですから、いざというときにあたふたしないよう、日々の練習は欠かせません。
いずれにしても、インプットばかりしていて、アウトプットする機会がないと、上達のスピードも遅いので、機会があれば積極的にアウトプットしていくことが大事だと思います。
話すスキルと、書くスキルを身につけて、「すごすぎるスキル」を手に入れたいです。