他の人と競わないために、人が少ない方向を探す。
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この記事の目次

はじめに

私たちは、子供のころから他人と比べられ、
テストの点数などで優劣を付けられ、
勝った負けたで喜んだり、悲しんだり、
大人になってからも、営業成績の良し悪しで競わされたり、
そして、自分からも進んで他人と自分を比べたりしています。

 

私は人と競うのが嫌いです。

 

子供の頃から親に「うちはうち、よそはよそ」といって、
比べる必要がないことを言われ続けていました。

私の父は早くに亡くなり、私が6歳の頃から母子家庭であったことも
関係しているのかもしれませんが、「みんながやっているから自分もやろう」
という思いは成長するにつれ、少しづつなくなっていきました。

 

大人になってからは特に、人とは逆の方向を考える様になっています。

 

税理士になろうと思った理由の一つ

この業界で働こうと思った理由の一つに、
「自分の周りでは誰もやっていないから」があります。

 

昔からなんですが、他の人が自分と同じことをやっているのに気づいたら、
急にそのことに興味を失ってしまい、別のことをはじめてしまいます。

 

それは「自分がやらなくても他の人ができるんなら、それをやる必要はない。」
と思っているからです。(好きなことは別ですが)

 

子供の頃は自分のこういう性格を自分で理解していたわけではないので、
知らないうちに勘違いされていることも多く、苦労しました。

 

人と競いたくないという思いもありますが、結局、税理士になるためには税理士試験を受けて、
人と競わなくてはいけないので、これについても非常に苦労をしました。

 

ですから、今は誰かと競う勉強をする税理士試験ではなく、
自分と向き合う勉強をする大学院を選んでいます。

 

競わないことは、誰かの役に立てる可能性が高い

自分と同じことをしている人がいないと、困ったことがあった場合には、
自分に相談がきます。
つまり、他の人との違いを出し、
専門性が高いことをするということは利益を得やすいということです。

 

ただ、一つの業界の中で働いていると、その業界の中でも違いを出さないと、
他の人と差はつきませんし、差を出すためには、専門性の高い仕事の中の
さらに専門性の高いことを探していかないといけません。
ただ、そこを突き詰めていけば、他の人と競わなくてもいい、
誰かの役に立てる可能性が高い仕事ができるのかなと考えています。

 

おわりに

誰一人やっていないことをやるのは、非常に度胸がいりますし、リスクが高いです。

 

私は、そこまでのことは求めていませんが、
あまりせかせかした生活は理想ではありませんので、
バランスを考え、適度に競わなくてよくて、
適度にリスクが高くない方法を探していこうと思っています。

 

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