この記事の目次
はじめに
論文を書くためには、資料収集が必要です。
資料は自分で購入したり、国立国会図書館からコピーを取り寄せたり、
インターネット上の判例等の検索サービスである
D1-LawやTKCローライブラリー等からダウンロード、
大学にある図書館でコピーしたり借りたりすることにより集めていきます。
論文を書くとなると、まず論文をかけるだけの文献が世の中にあるかどうかを
調べていく必要がありますので、テーマが決まれば、
テーマに関する資料の収集をはじめていきます。
資料収集
資料を収集して、その資料を読んで、論文テーマに関係ある部分だけを
ピックアップしていく必要がありますので、
集めては読んでマーカー等を引いて、
文献リスト等を作って、情報の整理をしていきます。
私は現在、とりあえず資料を集めている状態で、
まだ集めて読めていないものも多数あり、文献リストの整理もできていません。
古い文献だけでなく、新しい文献にも当たらないといけませんので、
新しいものは図書館等に置いていない場合もあります。
図書館に置いていない場合は、自分で買うか国会図書館にコピーを
依頼する必要がありますが、専門的な文献は購入するとなると結構高くて、
買ってばかりはいられませんし、国会図書館にコピーを依頼するにしても、
ページ数が多ければ結構な金額になってしまいます。
そういったときは、学校に図書を推薦することで、
所属する研究科で購入してもらったり、大学の図書館で購入してもらうことができます。
図書館での図書の推薦
私の通う大学院では、図書館で購入してもらいたい図書を推薦するときは、
専用の用紙に書名・著者名・発刊年月・出版社・推薦理由を書いて図書館に提出し、
後日行われる大学の教授会で、購入に値すると認められれば図書館で購入されて所蔵されます。
先日、「典型契約の税法務ー弁護士のための税法×税理士のための民法ー」
という書籍を推薦しました。
税法の研究をしていると、当然に民法の考え方も知っておかないといけないので、
民法改正等についても触れられている最新の書籍を参考にしたいと思っていましたので、
推薦し、購入されることが決定しました。
金銭的なことだけでなく、図書館に所蔵されるということは、
公共物になりますので、他の誰かの研究の役に立つかもしれませんし、
そういった意味でも図書館で購入してもらえることになって、良かったと思います。
おわりに
文献は相当量を集めないといけませんので、
できるだけ図書館を利用して集めていくことが必要です。
また、学校の図書館では貸出しができないものも、
地域の図書館では貸出しができたりする場合がありますので、
いろいろと使い分けが必要です。
大学院の図書館で図書を推薦するための用紙に、
推薦理由等を書いたりするのは少し面倒ですが、
今後も、他の誰かの研究の役に立つ可能性がありそうな書籍については、
図書館で購入してもらえるように推薦していこうと思います。