就職活動。税理士事務所を選ぶ際に注意したこと・失敗したこと。
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この記事の目次

はじめに

私の税理士事務所での職歴は

1:個人事務所 3年

2:個人事務所 8年 ⇒ 今ここ

です。

 

税理士事務所に勤める前の1年は、中華料理店で配達のアルバイトをしながら、税理士試験の勉強をしていました。

 

そして、1年目で簿記論を合格したので、それを手土産に税理士事務所に就職しようと面接を受けていたのですが、世の中そんなに甘くありません。

 

当時23歳。就職氷河期と言われていた時代です。

 

10以上、書類選考や面接を受けましたが、採用通知をもらえたのは1つだけ・・・

今思えば最初のあの事務所はブラックでした。

 

選ばれるのでなく選ぶ気持ちで

当時社会人経験がないウブな私は、言われたことが全てで、どんな理不尽なことでも、求められたことをできるようになることが税理士への道なんだと思っていました。(世間知らずは怖い)

 

そういう考えになってしまうと、どんな理不尽なことを求められていても、出来なければ・我慢できなければ怒られるので、どんどん出来ない自分が悪いんだと思ってしまうようになり、「出来るようになるためにどうすればいいのか」を考えるよりも、「怒られないためにはどうすればいいのか」を考えるようになってしまいます。

そうなると、もう、まともな判断は出来なくなってしまいます。

 

 

当然プライベートにも影響が及びますし、最初の事務所に勤めていた3年間、税理士試験の勉強はしていません。自分の将来を考える余裕すらありませんでした。

 

これで税理士試験に合格できたら奇跡。

しかし、努力をしない人に奇跡なんて起きるはずもなく、毎年試験は受けるものの当然結果は出せませんでした。

 

採用面接を受けた時点で、「ここはちょっと危険な香りがする事務所だ」と感じていたんですが、他の事務所の面接10か所以上落ち続けたということもあり、これ以上就職活動はしたくなかったので、妥協して入所を決めました。

 

そして、入所前の決意として「どんなに大変でもこの事務所で3年は勤務する」と決めたので、丁度3年で辞めました。

 

辞めた時のことは今でも忘れません。

 

そうあれは、11月でした。

 

いや12月だったかも。

 

まぁ時期はさておき、ハローワーク等に出ている情報だけでは分からないことが多いので、面接では、こちらが相手を見定める気持ちで臨むべきで、面接で「この事務所なんかやばそう」と感じたら、止めておくというのも一つの選択です。

 

無理して働いて、泣きながらこの業界から去って行く人を何人も見てきました。

 

そうならないように見定めが必要です。

 

面接の時に見るポイント

過去に3年間のブラック時代があるので、二つ目の職場(今の事務所)を選ぶ際には、次のポイントに注意していました。

 

ハローワークの募集は常に出ているか、いないか

これは、ハローワークの職員さんに聞けば教えてくれますので、あまり募集が出ていないところを選びましょう。(常に募集が出ているということは、それだけ辞める人が多いということ。)

 

事務所の習慣

毎日朝礼がある事務所では、職員が順番にスピーチをするところがあります。
自分にとって我慢できない習慣やしきたりがないか、面接時にさりげなく聞いてみましょう。

 

従業員の雰囲気

従業員が疲れ切っていないか、雰囲気が暗くないか。

 

所長と性格が合いそうか

面接時に話をすれば、少しはわかります。私は事務所の強みとか趣味とかを聞いたりしました。
あと、事務所の雰囲気も見ておきましょう。インテリア等に所長の趣味が出ているものです。

 

仕事を教えてくれる人はいるか

小規模だと、誰も教えてくれない場合がありますので、引継ぎ等がある場合は、引継ぎ期間等を聞いておきましょう。

 

おわりに

将来、独立開業するには、2年以上の実務経験を証明してもらう必要があり、辞め方が悪ければ、後で証明してもらうのをお願いしにくいので、できれば同じところで2年以上勤務して、円満に退職したいところです。

 

私は、ブラック事務所を辞めた時は、その時の勢いで辞めました。辞めるまでは、辞めると言ったらもっとひどいパワハラを受けるかもと考えてしまい、なかなか言い出せませんでしたが、辞めると言ってみれば結構あっさり辞められました。

 

今冷静に考えれば「すぐに辞めるべき」と簡単にいえますが、当時はいろいろなことを考えてしまい、なかなか辞められずにいたのかなと。

ただ、今メンタル的にしんどい時があったとしても、あの時のことと比べるとほとんどが大したことないと思えてしまうので、まぁあれはあれでいい経験だったと思うようにしています笑

 

今でもブラック事務所はどこにでもあると思いますので、ブラック事務所に当たらない様に事務所選びは、妥協しないで真剣に選びましょう。

 

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