アンガーマネジメント入門。怒りの感情をコントロールするコツをつかむ。

この記事の目次

はじめに

とっさに怒ってしまうことがあります。

怒りの感情は、誰でも持っている感情ですが、
思わぬところで怒ってしまい、
自分ではコントロールできずに余計な一言を言ってしまうことがあります。

 

自分の人生を自分でコントロールしようと思うと、
感情面をコントロールする必要があり、
特に私はイラっとしやすい性格なので、

怒りをコントロールできるようになりたいと、
「アンガーマネジメント入門」という本を手に取りました。

 

本を開いて”はじめに”を読んでみると、

怒りをコントロールすことは誰にでも可能で、
それは「技術」でコントロールすることができると書いていました

 

なるほど。予想もしない一言。面白そうです。

早速、読んでいきましょう。(もう読んだけど)

 

怒るという選択肢

本書によると、怒るという感情は自分で選んでいるとのこと。

 

例えば、人とすれ違いざまに肩がぶつかった場合、
その時、別のことでイライラしていたら怒ってしまうかもしれませんが、
楽しいことがあった後であれば怒らない人が多いと思います。

 

このように、その時の気分や状況で怒るということを自分で選択しています。

 

そもそも、怒りという感情は、第二次的な感情なので、
何かの出来事を受けて、その出来事をどうとらえるかによって湧き上がってくるものです。

 

これを知っているだけで、怒りの感情が湧き上がってきたときに、
その原因の捉え方を変えることができ、怒りにくくすることができます。

 

怒りが生まれてくるまでには、

➀出来事に遭遇

➁出来事の意味付け

➂怒りの発生

という三つのステップがあります。

 

例えば、➀で肩がぶつかって驚いた後に、
➁でその意味を、相手がわざとぶつかってきたと捉えると、
➂の怒りに繋がってしまいます。

 

しかし、➁を自分がよそ見していたからだと意味付けすれば、
逆に謝るという行動になります。

 

つまり、人が物事を判断する価値基準として持っている考え方により、
その意味は変わってくるということで、
それをアンガーマネジメントでは「コアビリーフ」と呼んでいます。

 

人それぞれ価値観は違うので、上手く人間関係を作っていくには、
その価値観を少しづつ修正していくしかありません。

ですから、まずは自分がどういったコアビリーフを持っているのかを知る必要があります。

 

怒ってしまわないための技術

怒ってしまわないための5つの技術が載っていました。

ストップシンキング、ディレイテクニック
⇒思考を停止させ怒りを遅らせる

コーピングマントラ
⇒「大丈夫、なんとかなるさ」等と頭の中で反芻し、自分をおちつかせる

グラウンディング
⇒目の前のペンに集中するなど、関係のないものに意識を向ける

タイムアウト
⇒その場から一時的に離れる

簡単に説明するとこんな感じです。
これはトレーニングをしないとなかなか身に付かなさそうなので、
意識していきます。

 

おわりに

怒りというのはとっさに出てしまうもので、自分でコントロールするのは難しいと
少し諦めていた部分もありましたが、
技術でコントロールできるというのは驚きでした。

 

本書には他にも怒りを分析していく方法等が書いてあり、
その根本を知ることで、自分が大事にしている考え、
つまり軸を知ることができるので、
怒りというのは自分を知る上では非常に参考になる感情なので、
これからも掘り下げていきます。

 

 

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