レジュメ作成をブログのように。伝わりやすさを意識する。
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この記事の目次

はじめに

大学院の授業では、
1コマ90分を発表者の自由に使える授業があります。

 

質疑応答や先生の解説がありますので、
実質60分くらいですが、自分が前に立って、
授業や解説をすることの体験ができるのは非常にいい機会で、
難しくも楽しくもあります。

 

先日、この授業で2回目の発表がありました。

 

1回目の発表時は、文字ばかりの少し硬い感じでレジュメを作成して、
解説等を行ったんですが、
生徒さんが税法専攻の人ばかりではないので、
それほど盛り上がりませんでした。

 

そこの反省点を踏まえて、先日2回目の発表に臨みました。

 

レジュメ作成をブログのように

先日、Twitterで税理士試験受験生応援ブロガーのくまお(@kumaco55)さん
がこんなツイートをされているのを見かけました。

 

https://twitter.com/kumaco55/status/1130731224572416000

なるほど。

ブログのように書けば少しは伝わりやすいかもしれない。

私もやってみることに。

 

図解で分かりやすく、話で捕捉

今回授業で発表することにしたのは税務調査の話。

とりあえず事案の概要にこんな挿絵を入れてみました。

なんとなくイメージしやすくなりました。

簡単に言うと、Xが税務調査を妨害した話です。

税務調査を妨害されて怒った国税はXを訴えたという話。

 

文章自体は引用しつつ書いていたので、
割と通常モードの硬い文章になりましたが、

そこはちょいちょい実務上の話や、
質問を振ったりしながら、
参加者が楽しく学べることを意識しました。

 

昨年(M1)のときは、同じ授業に参加していた人は、
ほぼ税法専攻の人だったので、
税法に関する基礎的な考え方は、みんなもっていたわけです。

 

だから、レジュメ作成よりも、その後の話でいろんな意見が出て、
問題点などが浮き彫りになり、どんどん盛り上がっていき、
授業時間を超えて議論することも何回もありました。

 

ただ、この授業では先攻が違う方が多数おられます。

 

つまり「知識の基礎部分が違う人がどこで盛り上がれるのか」
を意識しないといけなかったので、難しいのはそこかなと。

 

この授業では、先生を含めて8名で授業をしており、
税法専攻の人は私ともう一人の2名。

 

専門用語などは随時解説を入れながら話をするようにして、
理解していないようだと、
具体例等を用いて丁寧に話すことで捕捉していました。

 

実務的な話になると、税法専攻の二人で議論する場面もありましたが、
その議論を聞いて他の人も、少しは理解が深めてもらえたようだったので、
これはこれでよかったのかなと。

 

また、調査という観点からは、他の分野の調査はどうか、
税務調査とどう違うのかという話をきくこともできましたので、
私にとっても非常に勉強になりました。

 

おわりに

自分の言いたいことを一方的に言ったとしても、何も伝わりません。

 

何でも楽しんでやることが私のモットーであり、
大学院の授業でも同じ思いをもっています。

 

ただ、自分だけが楽しくても他の人が楽しめなければ、
一方的な授業になりがちです。

 

せっかく時間を共有しているんだから、
その楽しさも共有することができるように工夫が
必要だと感じました。

 

 

 

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