この記事の目次
はじめに
税理士試験が終わり、解答速報等で自己採点する人、自己採点せずに結果発表まで待つ人、それぞれいることと思います。
合格確実の自信がある場合は自己採点せずに待つこともありかもしれませんが、そうでない場合は自己採点してある程度の自分の位置を把握しておいた方がいいのかなと。
出来によっては年内に理論だけ回しておく、年内から復習をはじめる等のことをしておくということもできますので、私の場合、結果を予想するというのは資格取得までの戦略を練り直すのに必要な情報でした。
採点予測
私は試験が終われば毎年すぐに自己採点をしていましたので、合否の予測によって次の方向を決めていました。
今まで合格確実点を超えたことがなかったので、両手離しで次の科目へ進めたことはありません。
ただ、消費税を受けた最後の年には自分の勉強方法は確立できていましたので、ボーダーラインを超えているかどうかで、これからの勉強をどうするかの判断基準は持っていました。
私の場合
・ボーダーラインより上なら、2週間に1回転くらいのペースで理論だけを回しておく。
・ボーダーラインより下の場合は、理論と計算テキストをもう一度覚えなおすつもりで回していく。
自己採点の結果を受け止め、少しづつ次に向けて準備を進めていくことで、12月に向けての心の準備も進めていました。
この年の自己採点ではボーダーラインより上だったので、年内は理論だけを回し、プラス大学院に行くことも決めていたので、その準備もです。
何もしていないと、理論は驚きのスピードで記憶の中から消去されて行きますので、再受験の可能性があるのなら、忘れない様にコツコツ読み続けていく必要があります。
12月まで何もせず、その時点でもう一度理論を唱えようとしても、8月の頃のように理論は出てきてくれません。
読むということだけでも忘れ防止になりますので、ボーダーラインあたりなら理論だけでも継続しておいた方がいいでしょう。
一生ものの知識
必至になって覚えた理論は実務でも大学院でも大いに役立ちます。
私は消費税法の受験から3年以上たちますが、今でも理論体系は覚えていますし、内容も少しなら暗唱することが出来るかもしれません。
実務でも大学院でも消費税の論点にあたるときは、まずは理論サブノートの画像が頭の中に浮かび上がりますし、その内容を全部覚えていないにしても、どこを調べに行ったらいいのかの当たりはすぐにつきます。
そういう意味で、税理士試験で覚えた理論は一生ものの知識になったと思っています。
おわりに
自己採点するのは、勇気がいることです。
この一年の努力は本人の主観的評価ですが、試験の解答に点数をつけることで、客観的な評価がされることとなります。
これを受け止めるのが辛くて自己採点しないという人もいますが、結局その結果は12月の発表時に受け止めなくてはいけないので、先延ばししても後で苦労します。
なら、それが喜びでも痛みでも12月の結果を予測するのは早い方がよくて、前に進むのも早い方がいいんじゃないかなと思います。
ただ、試験が終わってすぐは遊びまくっていましたが笑。