切っても切り離せないもの。自分の人生で必要なお金を予測する。

この記事の目次

はじめに

キャッシュフロー予測してますか?

キャッシュフローとはお金の流れを意味する言葉で、
資金の流れを見るときにはキャッシュフロー計算書を作成します。

 

資金計画を立てるときは、現状のキャッシュフローを把握して、
そこから将来どうなっていくのかを予測し、将来資金が不足しそうであれば、
できるだけ早めに手を打つ必要がありますので、どのタイミングで何をするかを検討します。

 

私の勤務する税理士事務所の担当するお客さんの中には、
毎月のお金の流れを把握したいと思っていおられる方が多いので、
月別のキャッシュフロー計算書を作って、現状を把握してもらい、
これをもって一緒に資金計画を立てていくことが多いです。

 

こうやって、事業上のお金の流れを把握することは非常に重要ですが、
事業だけでなく、個人の家計のお金の流れを把握することも重要だと考えています。

 

家計のキャッシュフロー表

私は、自分の家計のキャッシュフロー表を作っていまして、
現状の金融資産残高の把握と、これからの資金計画を予測しており、
いつにどれくらいのお金を用意しておかなくてはならないのかを一覧にしています。

 

この予測表を基に実績を確認し、予測と実績に差異が出てくれば、
軌道修正を図るようにしています。

 

なによりも、事前に資金計画を立てておくことで、先が見える安心感が得られるという、
心理的なメリットが大きいと思います。

 

個人事業と家計は切り離せない

個人事業を営んでいる場合で、
収入が不安定なときほど資金計画を予測しておくことは重要です。

 

個人事業のキャッシュフローの状況は、個人の家計にも影響をを及ぼすことが多いので、
これらはセットで考えることが必要です。

ということは、事業が安定することで家計が安定し、
家計が安定することで事業が安定すると考えられます。

 

事業と家計は表裏一体で、切り離すことは出来ないもの。

だから全てを含めてキャッシュフローを把握しておくことが必要であると考えています。

 

法人であっても家計を把握する必要はある

これは法人であっても同じです。

役員は法人から給与をもらって生活していますので、
その給与の額によって生活の水準は決まります。

ですから、まず目標とする生活水準を決めて、
次に法人の売り上げ目標を立てていきます。

 

具体的には

①家計の必要な支出を把握して

②役員の給与額(収入)を決めて

③法人の固定費を把握し

④法人の売り上げ目標を決定する。

という順序で決めていくことが理想的です。

この考え方は、特に同族会社経営が多い中小企業に当てはまると思います。

 

おわりに

利益を上げたいのはなぜか?

ということを突き詰めて考えていけば、
最終的には「個人の生活の安定や幸福」につながることが多いのかなと思います。

私も、独立・起業したいと思っている理由の根底の一部に、
「個人の生活の安定や幸福」を実現したいからという思いがあります。

 

なかなか、こういった話は伝えるのが難しく、
いつも四苦八苦しながら話をしているところではありますが、

書いてみて、自分の中でも少し考えがまとまったような気がします。
ありがとうございました。

 

 

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