学びと仕事。法律を学ぶと実務も変わる。

この記事の目次

はじめに

大学院の講義は今日から再開。昨日までは正月休みでした。

 

休み明けは、三週くらいで後期の講義は終わりですが、
休み明けの一週目、月から金までの講義全てで発表・報告があるので、
休み中は次の講義に向けての準備が大変でした。

ただ、1年(M1)のうちに必要単位はほとんど取得しますので、
実質的にこの一週間が1年目最後の関門です。

 

大学院

大学院では、法律を学問として学ぶこと。

そして、その学んだ知識を生徒が持ち寄り議論をして、
他の人の違う意見を聞くことで、知識の定着を図り、
さらにそれぞれの知識を共有することができます。

 

知識を共有することで各人のレベルアップに繋がり、
知識が蓄積されていくことにより、次の講義での議論の土台ともなります。

 

また、他の人の考え方を知って、自分にはない他の視点をもつことにより、
自分の修士論文の研究が飛躍的に進むこともあります。

 

こうして大学院で学んだことは、実務に活かしたいとも考えています。

 

実務

実務はルーティーンの作業が多いので、
条文を読んで判断する機会というのはそれほどないです。

 

ただ、普段から条文を読む練習をしていないと、
いざという時に条文を読んでも意味が理解できませんし、
該当する条文を探すだけで結構な時間がかかってしまいます。

 

また、ざっくりとでも条文の構成を知っていれば、
この辺りを見れば関連条文が見つかるなと、ある程度あたりを付けることもでき、
効率的に確認することができます。

 

税法の条文を確認することが多いですが、
関連する他の法律についても確認することもありますので、
六法の条文を引く練習も必要です。

 

法律を学べば実務も変わる

大学院に行く前でも、実務で条文を確認することはあったんですが、
事例を検討するにあたり、判例を確認することはありませんでした。

 

しかし、大学院の講義で判例検討をしていく中で、
実務上で問題となったことのある判例を検討する機会があり、
その検討内容をそのまま事例に対して用いることがありました。

それからは、実務上で微妙な判断が必要な場合は、
判例からも検討を入れるようにしています。

 

条文だけでは、解釈の問題から正確な答えを導き出せないこともあり、
判断に迷うことがあります。

 

しかし、事例と類似した判例から検討に入ることで、
より具体的に法律の適否を確認でき、根拠としても説得力が増しますので、

最近はこのような方法で実務をする機会が増え、
大学院に行ったことにより、仕事の仕方も変わってきているように感じています。

 

おわりに

今日から仕事始めに大学院始め。

いきなり始まると休みボケで付いていけるかどうか心配なので、
少しずつペースを上げてきたつもりですが、やっぱり朝起きるのが少し辛いです。

 

特に今回は正月休みが長かったので、
休み明け1日目は感覚を取り戻すのに終始するかと思います・・・

 

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