理論暗記は覚える時の状況も意識する
PhotoMIX-Company / Pixabay

この記事の目次

はじめに

子供の頃の出来事で今でも記憶していることは、
覚えた時の環境や状況のことも合わせて覚えています。

 

人間の記憶領域というのは面白いもので、覚えようと無理に詰め込んでも、
短期間で覚えたものや興味がわかないもの、意味が分からないものは、
比較的覚えにくく、時間をかけて繰り返し覚えたものや自分の好きなこと、
興味を持っているものは覚えやすいです。

 

28年前に覚えたことを今でも言える

私が小学校2年生のころ、学校の学芸会で「じゅげむ」という演劇をやりました。
役回りはそんな大したものでもなかったんですが、
この演劇では「じゅげむ」という人の長い名前を呼ぶというシーンがあります。

 

以下名前です

「じゅげむじゅげむごこうのすりきれ、かいじゃりすいぎょのすいぎょまつ、
うんらいまつ、ふうらいまつ、くうねるところにすむところ、
やぶらこうじのぶらこうじ、ぱいぽぱいぽのしゅーりんがん、
しゅーりんがんのぐーりんだい、ぐーりんだいのぽんぽこぴーの
ぽんぽこなーのちょうきゅうめいのちょうすけ」

 

これを今でも覚えていて、いつでもどこでもどんなときでも言うことができます。

だから何だといわれれば、それまでなんですが。

 

 

覚えた時の場所や状況も一緒に覚えている

この「じゅげむ」の名前は、自宅の家族の前で披露して覚えていたことを覚えています。

また、演劇の本番でスポットライトがまぶしかったこと等、結構細かなことまで覚えていて、
この「じゅげむ」の名前を思い出すと同時にこれらの状況の記憶もよみがえってきますので、
これらはセットで記憶されているということがわかります。

 

「じゅげむ」はリズミカルに名前を読み上げていきますので、
一定のリズムがあるというのも記憶しやすさに関係しているのかもしれません。

 

つまり、何かを記憶するときには、その時の状況も一緒に取り込んで記憶しているので、
思い出すときは、覚えた時や、覚えたことに関係する状況を思い出すと、
記憶している本体部分が出てきやすいのかなと思います。

 

税理士試験の理論暗記

理論暗記するときは、ただ読んだり書いたりするだけで覚えるのではなく、
歩きながらとか、音楽を聴きながら覚えても記憶に残りやすいかもしれませんし、
また覚えた時の状況(雪が降っていたとか)にインパクトがあれば、
その状況と一緒に記憶されるのかもしれません。

 

私は、よく歩きながらや車やバイクを運転しながら、ぶつぶつ言って覚えていました。
(運転中は危険なので理論を回すだけしかしていないですが)

 

隙間時間の有効利用という点でもよかったのかなと。

 

おわりに

人間の記憶力というのはよくわからないところがあって、
覚えようと必死になって書いたり読んだりしても、少し時間が経てば、
一切覚えていないということがあったり、逆に覚える気がなくても、
一回見ただけで覚えてしまって、頭から離れないことがあったりします。

 

どんな方法がいいかは人によって違いますので、一概には言えないですが、
何かをしながら暗記をするというのは記憶しやすくなる一つの方法だと思います。

 

 

おすすめ記事