繁忙期。仕方がないと自分を説得するのか、しないのか。
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この記事の目次

はじめに

税理士事務所では、今まさに繁忙期といわれる期間の真っ最中。

個人確定申告が多い事務所に勤めている場合は、避けようがない繁忙期。
忙しさにかまけていろいろなことがおざなりになりがちな今日この頃です。

 

「この時期は仕方がない」と割り切るのか、そうでないのかは考え方次第です。

 

私は飽きっぽい性格で、基本的にまとめてやるというのが苦手です。

かといって、コツコツやることも得意ではありませんが、
なんとか一時に集中しない様に気を付けてはいます。

社会人になってからは続けることの大事さ、大変さを常に感じています。

 

繁忙期だからこそ

コツコツ続けることのメリットは、少しづつ蓄積ができるということ。
少しづつであれば、負担感も少ないですし、ストレスも貯まりにくいです。

 

仕事が忙しいからと言って、今まで続けてきたものを
一旦ストップして仕事に集中してしまうと、
続けてきたもののレベルは少しづつ下がってきます。

 

記憶力の話で言うと、エビングハウスの忘却曲線が有名です。

 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

このグラフは、自分に馴染みのない無意味な言葉を記憶し、時間が経過した後、
「どれくらいの難易度で思い出すことができるか」を記録したものです。

 

このグラフからは

  • 20分後には、節約率が58%
  • 1時間後には、節約率が44%
  • 約9時間後には、節約率は36%
  • 1日後には、節約率が34%
  • 2日後には、節約率が28%
  • 6日後には、節約率が25%
  • 1ヶ月後には、節約率が21%

になるというデータが公表されています。

 

この節約率というのは、記憶した内容を思い出すのにかかった「時間」を
どれだけ節約できたかを表しています。

 

つまり、節約率が高いうちに覚えなおしを行うと、思い出すのに要する時間が少なくて済み、
効率よく記憶に定着させることができるということです。

早い段階で復習を行い、回数を重ねるほどに覚えるまでにかかる時間は短縮されていきます。

 

記憶力は定期的に覚えなおすことで、定着率が上がっていくように、
どんなことでも続けていくことが実力を付けるためには必要で、
やめた途端に急激にレベルは下がっていくもの。

 

ですから繁忙期で時間が取れない時期は新しいことをに手を出すよりも、
日々継続していることを優先するべきで、
とにかくやめない様に続けるのが大切だと思います。

 

足踏みをしている感覚

毎日同じことばかりをしていると、前に進んでない足踏みをしている感覚に陥るときがあります。

税理士試験で何年も同じ科目を受けている時なんかは、まさに足踏み感覚でした。

そういうときは、このままでいいのかと不安になり、
別のことに手を出そうしてしまいがちですが、
「二兎を追う者は一兎も得ず」と言うように、結局何も上手くいかないものです。

そういう時は、チャンスはいつか訪れると辛抱強く待つことも必要かなと思っています。

 

おわりに

「忙しい」とは言いたくないですが、自分で仕事をコントロールできない以上、
忙しさからは逃れられません。

 

努力して効率化して時間を作っても、権力のあるひとに、その時間の存在を知られてしまえば、
その時間は埋められてしまいます。

 

だからといって、自分のやりたいことをやらない理由にはなりませんし、
忙しいことを理由に「仕方がない」と自分を説得するのもいいとは思いません。

 

結局、どんな理由をつけようとも、できなかったことの責任をとるのは自分です。
私は、長いものに巻かれながらでも、「いつかは自分も」と
虎視眈々と続けていくことが精一杯の努力だと考えています。

 

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