論文についての意見をもらえる機会を作る。
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この記事の目次

はじめに

大学院の授業は、自分の専攻分野(税法)だけでなくいろんな分野の授業があります。

私はM1の時、法律の基本的構造や税法と他分野の法律の関係性を学びました。
わかったようでわからないことがたくさんあり、
理解するのに1年では時間が足りません。

 

M2になると修士論文だけに集中した方がいいという意見もちらほら聞きますし、
M2の現在は、無理がないくらいに授業を取っています。

関連記事:税法大学院の履修登録。自分の興味がある授業は積極的に取っていく。/TIME-TAX

 

意見をもらえる機会を作る

M2になって授業を受ける機会が減れば、
自分の論文テーマを具体的に相談するのは、ほぼ担当教授だけになります。

 

中間報告等で、他の税法分野の先生に指摘してもらう機会はありますが、
指摘をもらえる機会は限られてきます。

 

意見や批判をもらえる機会が減ってくると、
考える方向が一方向になりがちです。

 

意見をもらえる機会を持つことは大事なので、
早い段階で、担当教授以外にも自分がやろうとしていることを報告しておきましょう。

 

私はM1の終わりの方で、4人の税法分野の先生に、
自分の論文テーマの報告をしたい旨を伝え、時間を取ってもらいました。
(長期の休み(春休み)に入る前に方向性を決めたかったので。)

 

論文テーマが早くに決まっていると、授業の中で検討できます。
私の場合は、M1の9月頃に論文テーマを決定。

 

一つの授業では、論文テーマが決まっていれば、
報告検討する時間がメインとなっていました。

 

しかし、その時点でテーマを決定しているのは私だけでしたので、
その授業では、いつも私の論文テーマについてみんなで検討してました。

 

毎週毎週、新しい判例を検討して報告するのは大変でしたが、
このスタートダッシュが今に活きています。

 

生徒同士で議論する

1年間一緒に授業を受けていて、話をそれなりにしていれば、
お互いの考えていることを多少は理解していますので、
定期的に進捗状況を報告しあって、多少の議論をしています。

 

お互いの論文進捗状況や、それぞれの担当教授からのアドバイスを共有することで、
自分が遅れているかどうかの判断やポイントの整理ができます。

 

定期的に報告する場があると、
そこに合わせて進めようという気になりますので、
ペースを守るには効果的です。

 

専門外の人が読んでも理解できる

いい論文は、全く専門的な知識がない人が見ても理解できる。
という話を聞いたことがあります。

 

そこにフォーカスするのであれば、
専門外の人に読んでもらうのもいい論文を書くためには必要です。

 

誰が読んでも理解できるように書くのはかなりハードですが、
方向性として「誰が読んでも理解できる」を持っておくと、
丁寧に書こうという意識は残るのかなと思います。

 

おわりに

まだまだ道半ばですが、
道に迷った時には助けてもらえる関係を築いておくことは必要です。

自分一人で論文は書けないので、締め切り効果を使って自分を追い込みましょう。

関連記事:修士論文の進め方。修士論文は多くの人の協力の下に成る。/TIME-TAX

 

 

 

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