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口述諮問
本日令和2年2月3日、修士論文の口述諮問が終わりました。
口述諮問とは論文について口述で行われる修了試験のことで、流れとしては中間報告会と同じです。
今まで中間報告会は5月と11月に2回経験していますので、あまり緊張しませんでした。前日は少しソワソワしていましたが、当日は割と開き直った感じになり、いつも通りの感じで臨めたと思います。
流れとしては、10分前に会場の前で待機し、呼ばれたら部屋に入り、約10分ほどで論文の概要と自分の言いたいことを述べ、続けて論文の形式的なことや内容のことについての質問がされます。
私の通う大学院では、主査が1人と副査が2人の計3人で行われ、まずは主査からの質問や指摘があり、主査が終わると副査から質問や指摘が入ります。時間は1時間。
口述諮問の事前準備
私は、事前準備として次のことをしていました。
➀論文のどこに何を書いたのかを把握する ⇒ 論文の各章の節・項ごとにまとめを作成
➁この論文で一番言いたいことは何かを把握する ⇒ メモ持参
➂条文構成を見直し、各条文を頭に入れる ⇒ メモ持参
➃当日の読み上げ原稿を作成 ⇒ レジュメの作成
当日はどんな質問がくるのか分かりませんので、自分の主張の一貫性と、論文のどこに何を書いているのかを把握することに努めました。
これらのことをしていたことにで、質問にはある程度答えることができました。
しかし、論文として書いていないこと(説明不足の点)があり、指摘事項があったので完璧には程遠いという感じです。
論文の評価
私の通う大学院の場合、口述諮問は100点満点中60点の評価が取れれば合格となります。
これは論文のテーマ選定や論文の内容、そして口述諮問等から総合的に採点されるとのことです。
もし60点を下回って評価されてしまえば、大学院を修了することができません。
この場合論文は修士論文として認められないので、修了要件を満たせず退学ということになってしまいます。
しかし、これはあまりにも厳しすぎるので、論文が不合格となる可能性が高い場合は、口述諮問でその旨を主査から伝えられ、論文の引き下げを勧められるそうです。
論文を引き下げれば退学する必要がないので、在学期間を半期延ばして論文を磨くことができます。
幸い私は論文の引き下げを勧められなかったので、恐らく合格点には達しているのではないかと・・・。
口述諮問合格後は、修士論文の報告審議会(大学院教授全員での審議会)が行われ、そこで異議が出なければ最終合格となり、大学院修了式への招待状が発送されることになります。
おわりに
これだけ時間をかけて調べて書いても書けてないところはありますし、論文を書くのは精神的に疲弊します。
誰でもやってできないことではないと思いますが、決して楽ではないということだけはお伝えしておきます。
現場からは以上です。