この記事の目次
はじめに
賃貸住宅に住むのか、持ち家に住むのか、多くの人が悩むところです。
私も、何年もこの問題に悩んでいましたが、
何とか自分の進む方向性を決め、持ち家を選びました。
一般的に言われる、金銭的な賃貸・持ち家のメリット・デメリットは、
いろいろありますが、私は、金銭的なことだけで選択するのは難しかったです。
住むところを決めるには、自分のこれからの生き方、
家族のこれからの生き方を考えないといけないですし、
それは「どの様に生きていきたいか」を決めることでもあります。
賃貸と持ち家それぞれのメリット
賃貸
・金利のリスクがない
・災害等の損害によるリスクがない
・不動産の維持費がかからない
・引越しが簡単にできる
持ち家
・住宅ローン控除を受けられる
・不動産の所有権を得られる(資産形成)
・一生住むことができる
・家を自由に改造できる
それぞれの悪いところを見るときりがないですから、
ここではいいところの一部を並べてみました。
金銭的なメリットはいろいろありますが、
私はそこに基準を置いていませんので、自由度のところで比較したいと思います。
いつでも引越しができる
賃貸であれば、容易に引越しすることができますが、
私は、できれば引越しはしたくないと考えています。
親の都合で引越して、子供を転園・転校させることはできるだけ避けたいです。
私の家庭は、私が5歳の時に父が亡くなって、それから母・子3人で生活してきました。
成人する頃までは賃貸マンションであったり、賃貸の一軒家に住んだりしていて、
私たち子どもが成長して部屋が手狭になってきたり、より広いところへと、
何度も引越しを経験してきました。
幸い、同じ学区内で引越し先を探してくれたので、
転校することはありませんでしたが、
住むところが何度も変わるというのはしんどいものです。
また、引っ越すたびに敷金・礼金・引っ越し費用と、
コストも相当かかりますので、引っ越し貧乏にもなります。
(引越ししなくても貧乏でしたが)
経験上、引っ越しはできるだけ避けたいと考えています。
一生住むことができる
そんな私からすると、一生同じところに住み続けられるというのは大きなメリットです。
(手放さないといけない事情がなければ)
一番最初に住んでいたところでは、近所に同じ年代の子供が多かったので、
近所全体、家族ぐるみで仲良くしてもらいましたし、
近所の人にいろいろなところに連れて行ってもらいました。
休みの日になると、近所の銭湯に連れて行ってもらったり、
夏休みなどの長期休暇は旅行に連れて行ってもらったりしました。
そういった優しさを受けていたため、
他の家庭とは違う、母子家庭だという劣等感はあまり感じていませんでした。
母とご近所の方には感謝しかありません。
同じところにずっと住んでいると、ご近所のコミュニティができていきますので、
そういったものは大事にしたいと思っています。
将来どうしたいかが決まった
大学院に行くと決めて動き出したことにより、
税理士資格を取得することがより現実的になりました。
そして、独立開業することを具体的に意識することができるようになり、
将来の自分の生き方・進む方向が決まってきたので、
それに合わせてより自由度が高い持ち家を選んだというところもあります。
自分の進む方向を決めることで、
住むところも決められたことは、自分でも驚きです。
自分の将来を具体的に決めていくことで、
今やるべきことが見えてきたのかなとも思います。
おわりに
改めて、自分が持ち家を選択した理由を考えてみると、
子供のころに感じたことが根底にあり、さらにそれを実現することができたのは、
自分の将来を具体的に決めて進みはじめたからだということに気づきました。
大きな決断をするのは悩みますが、
進む方向性が決まっていれば、おのずと答えは出てくるのかなと感じています。