この記事の目次
はじめに
1年前、税理士試験の科目免除を受けるため、大学院を選択しました。
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決意をするまでは、周りの目を気にして消極的な考えを持っていましたが、
実際に行ってみるとそんな考えは吹っ飛びました。
「大学院を選択してよかった」と思っています。
私は大学院に行ってから、日々成長していると実感しています。
現時点で大学院に行って得られたと思うのは、次の5つです。
・視野が広がった
・意見を率直に言えるようになった
・人前で話すことに慣れてきた
・コントロールできることが増えてきた
・将来の計画を具体的に考えられるようになった
以下、具体的に見ていきます。
視野が広がった
大学院に行くまでは、税法はお堅いものと考えていましたが、
大学院で学ぶことによって、
解釈によっていろんな考え方があるということを知りました。
また、税法以外の法律を勉強することで、
税法と他の法律の関係性が見えてきて、
実務上の判断にも変化が出てきました。
税法では問題は起こらないけど、民法上は問題となったり、
独占禁止法等の制裁を受ける恐れはないかとか、
いろいろな角度から物事を考えることが出来るようになって、
視野が広がったと感じています。
意見を率直に言えるようになった
今までは、積極的に自分の意見を言うほうではなかったんですが、
大学院では自分の意見を持つことが大事で、
いつも意見を聞かれます。
自分の意見を何度も言っているうちに、少しづつ慣れて、
そのうち自分の意見を言うことが楽しみになってきます。
自分の意見はどんなことを話してもいいので、
税法に関係ない話に脱線することも多々ありますが、
意見や考えを述べることに消極的だった頃とは変わったと感じます。
人前で話すことに少し慣れた
意見を述べる機会が多いので、自然と人前で話すことに慣れてきます。
最初は黙って聞いている人を見ると、
品定めされているように見えてびくびく怯えていましたが、
自分が逆の立場。つまり、聞く側だったらどうでしょう。
その人が何を言っているのか理解するのに、
難しい顔をして聞くこともあるでしょう。
(私の場合は、聞いた結果、理解していないことも多いです)
話し手から見える部分と聞き手が思っていることは違うので、
相手の思惑を考える意味はなく、
自分の好きに話せばいいんだと思うようになります。
分からなかったところは、後から質問がありますし、
変に緊張しすぎない様になってきたかと思います。
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コントロールできることが増えてきた
働きながら税理士試験を受けていた頃もそうですが、
時間を確保するためには、
自分でコントロールできることを増やすのが大事です。
通学の場合は、税理士試験学校も大学院も授業の時間は決まっていますので、
そこに合わせていかに物事を効率よく進めるかが重要です。
効率化するために新しいものを取り入れるようになりましたし、
時間管理術を身につけるためブログもはじめました。
自然と自分でコントロールできることを増やす方向で、
考えるようになってきたと感じています。
将来のことを考えられるようになった
私にとっては、これが一番の効果かと思います。
税理士試験を受けている頃も早く資格を取りたいとは思っていましたが、
なかなか上手くいかず足踏み状態が続いていました。
新しいことに挑戦するのに消極的だった自分を変えるべく大学院を選択。
結果、今まで保留していたことが大きく動き出しました。
それは、家のことであったり、独立開業のことであったりです。
将来が見えないと、大きな買い物をすることが怖く、
家を建てるのは税理士試験に受かってからだと思っていましたが、
タイミングを逆算すると今がベストだと判断し、
この4月に家を建てることができました。
大学院という選択をしたことで、
上手くいけば2年~3年で税理士登録が可能となります。
そこが決まれば、独立開業の時期も視野に入れることができますし、
具体的に考えることもできます。
おわりに
私にとっては、税理士のスタートが見えたことが一番大きなメリットでした。
ずっとくすぶっていた自分を変えることに成功しました。
行動することが成功するための唯一の方法です。
考えて分かることより、行動して分かることの方が多くあり、
そして価値があり、意味があります。
今は自宅に居ながらできることが増えては来ましたが、
結局、本質的な部分は今も昔も変わっていない。
行動あるのみです。
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