税理士試験の受験計画は大学院ありきで考える。
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この記事の目次

はじめに

税理士資格のを取得方法はいくつかあります。

多くの人は、最初に税理士試験で5科目合格が必要なことを知り、その後に大学院等の他の方法があることを知ることでしょう。

 

私も、最初に税理士試験で5科目合格が必要なことを知り、その後何年かしてから「大学院で税理士試験科目のうち2科目を免除できる」ということを知りました。

 

税理士試験に挑もうとする前から、大学院で免除できるということを知っているのか、そうでないのかで受験計画が大きく変わってきますし、受験に対するモチベーションも大きく変わってきます。

 

税理士試験に挑戦する前から知っていたら

税理士試験に挑戦する前から大学院で2科目免除することも考えていたら、最低3科目合格できればオッケーという考えで試験に臨むことができます。

 

私は、大学院のことは後で知りましたから、当時は、1科目受かってもあと4科目。2科目受かってもあと3科目。

3科目受かってもあと2科目・・・。

 

積み重ねていけばいくほど先が遠いような感覚がありました。

 

3科目目に合格できた要因は、「あと1科目受かったら大学院にいこう。これで試験から解放される。」という気持ちが助けてくれたからでもあります。

 

今の現状から考えるからかもしれませんが、そもそも3科目合格を目標としていれば、1科目受かればあと2科目。2科目受かればあと1科目となり、なんか頑張れそうな気がします笑。

 

計画の変更を受け入れやすい

はじめから5科目を目標とするか、3科目を目標とするかで、受験計画が大きく変わってきますし、人生設計も大きく変わってきます。

 

例えば、3科目合格後に大学院に行くことを目標としていた場合、もしかしたら、調子よく3科目を1~2年で合格できるかもしれません。

 

その場合は「自分は試験に適性があるんだ」と考えることができ、計画を変更して、あと2科目も試験合格を目指せばいいわけです。

 

逆にはじめから5科目合格を目標としていて、大学院に行くという選択肢を考えていなければ、試験が長期化したときに「ここまで試験を受けてきたから」という理由で、大学院の選択肢を除外してしまうかもしれません。

 

長期化するということは、試験と相性が悪いという可能性もあります。あくまで私の感覚ですが、試験が長期化すればするほど、試験合格にこだわってしまう傾向があり、大学院を選択することが難しくなっていくような気がします。

 

私も最初は絶対5科目合格するんだと考えていて、大学院を選択することに抵抗感があり、相当悩みました。

 

時代の波に乗る

近年、大学院に行く人が増えてきているという事実を鑑みれば、大学院を選択するということは時代の波に乗るという言い方もできます。そう考えると、大学院を選択することの抵抗感も薄れるかなと。

 

税理士試験にこれから挑戦する人は、試験が長期化して、「自分の人生計画が上手くいかなくなる。」

というリスクがあるということを理解し、まずは大学院ありきの受験計画を立てることが必要だと思います。

 

上記にも書いたように、試験を受けてみて、試験との相性がいいのであれば、そのまま試験で進めばいいですし、そうでないと感じた場合は、当初の計画通り大学院に行くことを選択すべきかと。

 

モチベーションが保てなくなれば、そこで税理士をあきらめてしまう可能性がありますので、最短で資格取得できる方法を選択することが必要です。

 

おわりに

こだわりは必要だとは思いますが、こだわりすぎて目標を達成できないのでは意味がありません。

資格試験だけに関して言えば、結果が全てです。

 

合格までにどういう過程を通ってきたかは、自分の中の価値観であり、周りから見た時は評価の対象になりにくいです。

 

どうせ税理士になってからは、今よりもずっと大変なことがたくさんあるだろうと予想できますので、まずは、いかに早く終わらせるかを考えるのが大事かと思います。

 

とか書きながら、私は相当時間を要していますが・・・笑。

 

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