自分がやるべきことと、そうでないことの判断はコストの比較で決める。
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この記事の目次

はじめに

自分がやるべきこととそうでないこと。

この線引きが大事です。

 

線引きする基準をどこに置くかによって、
やるべきことが大きく変わってきます。

 

私の判断基準の一つに「コスト」があります。

 

私はサラリーマンですから、
全てを自分の引いた線で区切ることはできませんが、

自分の裁量の範囲でできることについては、
自分が動くことによって生じる「コスト」と、
ものやサービスの「コスト」を比較して判断しています。

 

自分が動くことにより生じるコストを知る

自分が動くことによるコストをを知っておくことで、
自分がやるべきことが見えて、
自分がやらないほうがいいことが見えてきます。

 

あくまでも目安ですが、
自分が動くことにより発生するであろうコストは、
あらかじめ自分の給与から計算しておきましょう。

 

給与総額をひと月の労働日数で割って、
さらにその金額を一日の労働時間で割って、
自分の時給を計算します。

 

この金額が自分が動くことによる1時間当たりのコストの目安になります。

自分が動くことによるコストと、
ものやサービスのコストを比較することで、
自分がやるべきかどうかを判断します。

 

また、自分がやるとどれくらいのコストがかかるのか
を考える機会にもなります。

 

コストの比較

例えば、諸官庁への書類の提出について、
直接提出に行くか郵送にするかという判断。

 

これはどう考えても後者の方が「コスト」が低いです。

 

コストという考え方をもっていない人は、
郵送すると郵送料金がかかるし、
郵送の準備も面倒だからと持参するでしょう。

 

自分の時間を使えばそれで済むと考えている人は、
注意が必要です。

 

本当は、自分が動くことによる時間と、
郵送料金を比較したいのですが、
時間と料金では基準が違うので直接的に比較ができません。

 

だから同じ基準に引き直して比較する必要があります。

 

こうやって、自分がやるべきこととそうでないことの判断が、
すぐにできるようになると、自然と時間に余裕が生まれてきます

 

サラリーマンこそコストを意識したい

自分の給与を自分で決められるのであれば関係ないですが、
多くのサラリーマンの給与は経営者サイドが決めていて、
自分の給与に不満を持っている人も多いと思います。

 

例えば、給与を上げてほしいと思っていた場合。
何かの交渉材料が必要です。

 

そんなときに、自分のコストを意識して
自分の仕事をコントロールできていれば、
多少の時間的余裕が生まれてきているはずです。

 

その生まれた時間を使って新しいことに取り組むことができますし、
上手くいけば成果を出すことも可能です(資格取得とか)。

 

求められていることをきっちりこなした上で、
別の成果を出すためには時間が必要です。

 

そのためには、自分が動くことの「コスト」を意識して、
ものやサービスの本当の価値を知りましょう。
(結果、時間の価値を知ることに繋がります。)

 

おわりに

自分が動くことによるコストを知り、
ものやサービスのコストと比較して選択しても、
直接的に利を生むことはありません。

 

ただ、コストを比較するということは、
ものやサービスの価値を正しく理解することに繋がり、
間接的に時間を作ることにもなります。

 

少し視点を変えて、
日々の訓練の一つに取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

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