大学院は試験が長期化している人ほどおススメしたい。
emkanicepic / Pixabay

この記事の目次

はじめに

「資格を取ってから○○をしよう」

今は税理士試験科目の3科目に合格して大学院に通っていますが、私が税理士試験を受けていた約10年間は、よくこの言葉を頭の中で呟いていて、税理士資格を取ったら試験勉強から開放され時間ができて、いろんなことをする余裕も生まれてくるだろうと、いつも将来の自分に期待していました(今すぐやらない言い訳です)。

 

しかし、今の今まで税理士資格は取れておらず、今その時思っていたことは後回しになっていて、既に諦めたこと、興味を失ったこともあり、それが何かを思い出せないものもあります笑

 

資格試験は思っていたよりも長期化することがあります。早く次のステップに移るため、試験勉強に集中することは大事ですが、鉄は熱いうちに打てといいますので、少しだけでも他のことと同時進行していればよかったとも感じています。(そんな余裕はありませんでしたが笑)

 

視野が広がり見えること

税理士試験の勉強中は、年間を通して一定の強度で勉強をしないといけないので、私の場合他のことを同時進行する余裕はありませんでした。今大学院に通い、時間的・心理的に余裕ができてきたので、ブログを書いてみたり、Twitterをはじめてみたりしています。(これもやってみたかったことの一つ)

 

今までは資格を取らないと外の世界を見てはダメだと自分に言い聞かせていたところがあり、狭い世界しか見ないようにしていましたが、少し顔を上げて周りを見ることで、色んな凄い人がいて、自分のショボさを感じていますし、そういう人を見ていると、自分は長期化して頭が固くなっていたなとも思います。

 

試験は長期化すると、全く関係性がない出来事も試験不合格の一要因と考えてしまい、来年はそれを乗り越えないと合格できないと考えてしまうことがあるので、年々自分で自分を追い込んで、出来ること(やっていいこと)を減らしていってしまいます。

 

そうやって、受験中は無駄に自分を押さえ込んでいて、人と関わることを避けていたところがあったので、今とは考え方が真逆でしたし、今になってやっと本当の生活を送れているような気持ちです笑

 

その反動からか、今はプライベートでも仕事でも無駄に我慢をする必要はないと強く感じていて、自分の思うことや考えたことというのは出来るだけ言う又は書くようにしています。話したり書いたりすることで気付くこともありますし、発信したことをきっかけに周りが何かに気付いて、さらにそれを受けて自分が変わることもあります。

 

こういったことを積み重ねて今更実感しているのは、やはり人との関わり方がすごく重要だということ。皮肉にも受験勉強をしている時に一番煩わしいと思っていた人間関係が今後の人生には重要だということに気づきました笑(本当は今までも重要だったはずなんですが、避けていたので気づきませんでした)

 

余裕を持つことが大事

資格を取ってから○○をしようと思っていても、その熱量はいつまでも続きませんし、同じ熱量は二度と持てません。そう考えると、常に何かをできるだけの時間的・心理的な余裕は常に持っておきたいところです。

 

しかし、税理士試験の受験中はそんな余裕はありませんでしたので、できるだけ短期間に試験を終わらせることが一番かなと思います。しんどいことや辛いことを乗り越えることができればいい思い出になりますが、乗り越えられなければただの失敗です。

 

失敗で終わるぐらいなら、資格取得がほぼ確実にできる大学院を選択する方が合理的ではないかと思いますし、現にそういう流れになってきています。

 

私の場合、余裕が出来たことで、家を持つことを考え(自宅を建てた)、健康について考え(ランニングをはじめた)、仕事の仕方について考え(CFP資格の勉強)、家族のことも考える(子供の習い事等)時間を持つことが出来ています。

 

おわりに

大学院は試験が長期化している人ほどおススメしたいと思っています。

大学院は、単に資格取得のためだけでなく、試験の長期化で固くなった頭を柔らかくしてくれる効果もあると感じていて、また今まで持てなかった余裕を持つことが出来ます。試験勉強をしていなければ持てていた本当の自由な時間を思い出すことができますし、何より終わりが見えることで人生設計が容易になりますし、精神的な安定を得ることもできます。

 

毎日忙しいと目の前のことに囚われがちですが、遠くの方を見てみる時間を作るのも長い人生においては必要なのかなと最近感じています。

 

 

 

 

おすすめ記事