この記事の目次
ゆとりをもって資金計画を立てる
その規模は違えど多くの人はお金に関する悩みがあるでしょう。
私もお金に関する悩みは昔から持っており、大学生の時は学費のために奨学金を借りていて、将来返していけるかの不安が非常に大きかったです。
私は、大学の時の4年間で奨学金を480万円借りましたが、それから12年後に通い始めた大学院でも360万円を借りました。
大学で奨学金を借りていても大学院でも奨学金は借りられます。
私の場合、大学院に行く頃には前の借入金残高は200万円くらいになっていましたので、大学院で借りた奨学金と合わせて借入残高は560万円となっていますが、借入額を増やしたことにより、以前よりもゆとりある資金(返済)計画が立てられました。
借入金はキャッシュアウトの平準化
大学の時は、手元資金がなかったので学費を支払うために奨学金を借りるしかなかったのですが、大学院で奨学金を借りたのは手元に資金を残しておきたかったからです。
大学院には終了後に独立することを視野に入れて通っていましたので、その後のことも含んで資金計画を立てています。
私の場合は、働きながらの通学で生活費の心配はありませんでしたが、もしも体を壊した時のための保険代わり、修了後の開業資金、開業後の顧客がゼロの期間の生活費等のことも考えて借りる必要がありました。(手元資金を残しておくための借入)
これら先のことまで考えると、手元資金はできるだけ残した上で大学院に行かないといけないので、奨学金を借りれるだけ借りておこうという判断です。(創業融資を申し込む予定ではありますが)
借り過ぎたら返済するのが大変なんじゃないかと思うかもしれませんが、開業できれば今より収入を得やすい状況になるはずなので、そこも考慮して計画しています。
また、返済期間は借入金額により10年~20年くらいになるので、一括で学費を払うよりも借り入れをして、キャッシュアウトを平準化するほうが手元資金を残すことができます。(手元資金が少ないと選択の自由がなくなり、機会損失が生じる恐れがあります)
借入金を返済の原資にする
例えば、借入金が360万円で学費が150万円だとすると、差し引き210万円が手元に残ります。
そして、返済が月2万円の15年返済だとすると、1年での返済額は24万円です。
これを手元の210万円から返済していくと考えると、(210万÷24万=8.75年)実質9年弱は自分の資金を減らさないで返済を進めることができます。
当然利息はかかりますが、現在の低い金利での負担は大したことありません。
おわりに
奨学金の話は何度か書いていますが、これほど条件が有利な借入金は他にはありません。
例えば、もしもの時のために保険に加入していて、保険事故が起こったため、保険金が下りて助かったということがあったとします。
借入金もこれと同じで、もしもの時のためにお金を準備しておくということができる制度です。
これらの違いは、事故が起こってから現金が入るか、先に現金が入るかです。
保険料と利息も同じようなものと考えれば、借入金を不必要に悪と考えることもないでしょう。
【編集後記】
最近、上の子(6歳)と「マンカラ」というボードゲームをよくやります。
最初は私の方が勝つことが多かったのですが、徐々に子供の方が勝つことが増えてきました。
暇な時に一人で練習しているようで、徐々にその成果が出てきているのかなと。
負けて悔しいですが、子供には、好きなことを見つけてのめりこんで欲しいなぁと。