税理士試験のお供に間違いノートを

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はじめに

税理士試験の勉強方法の一つに「間違いノート」を付けるという方法があります。

私は、平成29年の消費税法の受験勉強の際に、間違いノートを付けていました。

この年は、消費税受験3回目だったので、教室通学ではなく大原の資料通信(講義がなく、テキストと答練だけのコース)で受講しており、答練の結果をメモするために間違いノートを活用。

そして、先日間違いノートのことについてTwitterでつぶやきました。

久々に中身を見てみたら、汚い字で書きなぐったノートでしたが、当時のリアルな内容が書いてあり、参考になるかもと思いましたので、ここに掲載しておきます。

 

計算問題

こんな感じで、2月3月頃は答練の計算問題を解いて間違ったところを書き出し、その間違えた個所をテキストで見直して、その時に完璧に頭に入ったらチェックを入れて消し込んでいました。

問題を解いた際には、かかった時間と点数を書き出し、どんな問題でも時間と点数が8割以上となることを目標に置いていたと記憶しています。

また計算力を上げるため、テキストを読んで内容の理解を高める方法も取り入れていました。

 

実力判定テスト

実判期に入ると、本試験を意識して理論と計算の総合問題を解いていました。

理論の暗記は「3回読んで覚える方法」を行っており、実判期に入るまで理論は読むだけでしたので、この実力判定テストの解き直しをする頃から書く練習を行っていました。

 

全国公開模試、直前予想問題

全国公開模試や直前予想問題になると、なぜ自分が間違ったのかの理由を中心に書き込んでいたようです。

理由と言っても、そのほとんどが「よみ落とし」と書かれていますので、いかに自分が問題文を読んでいなかったのかということが分かります。

 

過去問、総まとめ問題

本試験直前までくると、簡潔なメモとなっています。

自分の間違いやすいところを炙り出し、少しでも失点を無くすために弱点補強をしてたという感じでしょうか。

この年の消費税法の本試験が8/8でしたので、その直前8/5に解いた総まとめ3で、初歩的なミスが連発してしまい、自己嫌悪に陥っている様子がうかがえます。

「ありえないミス」「不合格」「1年ムダ」「時間のムダ」と書きなぐっており、精神的に参っていたようです。

 

間違いノートの効果

税理士試験勉強に、間違いノートは有効だと思います。

合格するためには難しい論点を解けるようになるよりも、基本的な問題を落とさず、まんべんなく得点していく必要があります。

そのためには、勘違いして覚えているところを炙り出し、自分がどういったところを間違いやすいのかを見つけることが重要です。

私の場合は、問題文の「よみ落とし」が多いということが分かりました。

つまり、問題文をちゃんと読んでいなかったということです。

これは基本以前の問題で、「気の焦りは出来るはずのことも出来なくする」ことがあるので、それに気付けたことが合格に繋がったんじゃないかなと。

自分が気付けていないことで不合格となる可能性がありますので、間違いノートは気づきの一助となるのではないでしょうか。

 

おまけ

間違いノートの後ろに方に、いろんなパターンを想定して、理論問題の柱上げ表をキーワード別に作っていました。

問題を想定して、自分なりのキーワードで柱上げの練習をすることは理解力を上げるのに効果的かと思います。

 

 

おわりに

ノートの表紙に書いているのは、本試験の直前、席に座ってから最後の最後に見るために書いた自分が最も気を付けないといけないことです。

私の場合、最後の最後には勉強内容よりも、問題文をちゃんと読むことが重要でした。

初歩的なミスで不合格とならない様に、間違いノートで自分の弱点を見つけましょう。

 

 

【編集後記】

ふとしたツイートからリクエストを頂き、この記事を書くに至りました。

どんなことが求められているのかは、出してみないと分からないということを実感しています。

消費税の理サブやテキストは処分してしまいましたが、あれらにもいろいろと勉強の証が残っていたので、処分しなければ自分に合った勉強方法を細かに再現できたかもしれませんし、今後にも役立てられたかもしれないなぁと。

 

 

 

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