この記事の目次
はじめに
企業のホームページ等を見ていると、経営理念が掲げられていて、会社のありたい姿や考え方、大事にしている思いなどが書かれています。
経営理念なんて書くと難しく見えてしまいますが、理念は誰でも個人レベルで持っているもので、こうあるべきだという根本的な考えのことを言います。
自分の考えを文字に起こしていくと、その作成過程で自分の考え方を言語化することができ、さらにそれを表示しておくことで自分のことを知ってもらう材料にもなります。
私も仕事をしていく上で大事にしている考えや理想があり、日々それに近づけるようにと頑張っているところです。
そこで、今日は私のことを知ってもらうため、私の仕事に対する個人理念を4つご紹介したいと思います。
代行は最小に、サポートは最大に
私は、企業の会計処理について何も分からないからと、全てを税理士へ丸投げすることをいいとは思っていません。
今はクラウド会計等を使えば、最初から自計化することは難しくありませんし、数字は自分で固めていくべきものだということを念頭に置いていただきたいと思っています。
税理士側で記帳代行を行い、リアルタイムではない試算表の説明を月1回だけ受けたとしても、企業の財政状態、経営成績を把握することはできません。
数字を理解して経営に活かすためには、多少なりとも自分で数字を作ることを意識して、何度も数字に目を通して、なぜそうなったのかを考えることが重要です。
もちろんそのためのサポートは最大限にすることが前提ですが、代行は最小限にしたいと考えています。
資金繰りのことを考えると、リアルタイムで試算表を作れた方が金融機関との取引も円滑に進めることができますし、経営者が常に数字を把握していることで経営判断もスピーディーに行うことができると考えているからです。
税法上のモラルを知る
多くの方は、一般的事項についてのモラルは持っておられます。
しかし、何が節税、脱税、租税回避であるのかの違いを知っている方は少なく、その境界にある取引の判断はモラルを持って行う必要がありますが、税法上にも守るべきモラルがあることを知っている方は少ないでしょう。
そして、その税法上の守るべきモラルを知っているのが税理士です。
私は、納税者の方々に、税の正しい知識や考え方をお伝えし、税法上の守るべきモラルを知っていただきたいと考えています。
資金繰りと税の関係を知る
中小・零細企業の多くは、常に資金繰りの問題に直面しています。
企業が資金繰りに困ってから動いていたのでは手遅れになることもありますので、早め早めに手を打っておく必要があります。
そのためには、経営に関するお金の考え方と、金融機関との付き合い方を知っておくことが何よりも重要だと考えています。
過度の節税はお金を無くしますし、利益を圧縮しすぎた決算では金融機関からお金を借りることが難しくなります。
これを回避するためには、目的に合った適切な節税を行い、今後のビジョンを実現するための資金計画を策定し、お金を借りるタイミングや適正額を知る必要がありますので、適時適切なアドバイスをする存在になりたいと考えています。
時間とお金のバランスを考える
お金は増やすことができますが、時間は増やすことはできません。
しかし、お金を増やすには時間が必要です。
どちらか一方を得ようとすれば、もう一方を失うことになりますので、偏りすぎないこと、バランスを取ることが大事になります。
人それぞれ価値観は違いますので、それぞれの丁度良いバランスが取れる方法を一緒に考え、そのお手伝いをさせて頂きたいと考えています。
おわりに
上記の個人理念は、私が独立開業する際の「事務所理念」に書こうと思っていたものです。
いろいろと考えた末、私は今すぐに独立しない道を選択することにしました。
ただ、独立して自分の理念通りに仕事をして生きていくことを諦めたわけではありませんので、これからも日々精進していくことは変わりありません。
【編集後記】
久々のブログ更新です。
最近はブログに書けないようなことで頭が一杯だったので、なかなか文章が書けませんでした。
ただ、少し考えがまとまってきたので、折を見て文章を書いていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。