税理士試験の本試験では、精神状態を「冷静と情熱の間」に保つ。
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この記事の目次

はじめに

一度でいいから言ってみたい、努力は自分を裏切らない。

どうも歌丸ではなくて、Kensukeです笑。

 

税理士試験の本試験が迫ってきました。

これからは勉強だけでなく、精神を統一して、本試験に臨む態勢を整えなくてはいけません。本試験当日に緊張がピークに達し、ふわふわした気持ちで本試験に臨んでしまうと、出題された問題に素直に反応してしまって、時間配分を見誤ってしまう危険性があります。

 

努力は自分を裏切らない

これは真理です。

実際のところは分からなくても、そう思い込んで本試験に臨む必要があります。というのは、自分が今までやってきた努力が正しい努力であると信じていないと、見たことない問題が出た場合に「自分だけがこの問題を解けないんじゃないか」と不安になって、その問題に必要以上に時間を使いすぎてしまいます。

 

これをやってしまうと、得点を稼げるところで時間を使うことが出来ず、全ての問題に触れられたとしても、思わぬミスが生じてしまいます。これは、どこの受験予備校でも言われていることかと思いますが「取れるところは確実に取る」これが何よりも重要です。

 

そして、そのためには、正しい精神状態を保つことが必要で、本試験を2時間で全部完璧に解き切ることは不可能ですから、焦る気持ちを抱えながら、時間配分を間違えないという冷静さを備えておく必要があります。これを一言でいうなら、「冷静と情熱の間」を保つでしょうか(昔映画であったような笑)。

 

冷静と情熱の間とは、落ち着いた状態と、興奮状態の中間のことなので、つまり「普通の状態」です。結局のところ、いつも通りが一番。今までやってきたことをそのまま出せるように努め、自分に特別な結果を求めない方がいいでしょう。

 

私は、今まで何度も本試験の罠に引っ掛かり、焦りの気持ちから解けなくても合否には影響しにくいだろう論点に手を出して、確実に得点すべきところでミスをするという失敗をしてきました。

私の場合は、努力量が足りていたのかどうかも怪しいですが笑、圧倒的努力を重ねてきている人、そうでない人でも、まずは「今まで自分が積み重ねてきた努力は自分を裏切らない」と信じることが重要です。

精神状態は本試験でのパフォーマンスに大きく関係しますので、安定するように整えておきましょう。

 

99%の努力と1%の閃き

上記でも述べた様に、本試験は自分が積み重ねてきた努力を答案用紙に書く作業です。

 

練習していないことを本試験で出せないのは当たり前。

基本、一度読んで分からない問題は、後回しにすることが必要です。しかし、本試験の追い込まれた独特な緊張感の中では、一瞬の閃きが生まれることがまれにあります。ただ、一瞬の閃きが必要な問題というのは、今までやってきた努力とは違うところの問題ですから、解けなくても影響はありませんので、解けるからといってもそこに時間を使いすぎない様にしないといけません。

 

特に問題を解いている途中で急に閃いた場合、今まで書いていたのが間違っていたと判断したときは、書いたものを二重線等で消して書き直さないといけません。そうなると、確実に時間が足りなくなり、焦りからさらにミスが生じてしまうこともあります。

 

閃くならその閃くタイミングも調整しておかないといけませんので、問題に着手する前に閃くことができるように、まずは問題文をしっかり読んで、書くべきことをしっかり整理してから書きはじめるようにしましょう。考えながら書くと書き直しの危険性があります。

おわりに

本試験で最も重要なのは、普段の実力をそのまま出すことです。

 

そのためには、自分の今までの努力を振り返って正しい精神状態を作ることが必要です。試験中、どうしても焦りは出てきますが、何があっても自分のことを信じ抜くことが大切です。

 

本試験直前になると、今までやったことない新しい勉強方法を取り入れたりする人がいますが、税理士試験は付焼刃的な勉強が通用するほど甘くありません。

自分を信じて、最後までルーティーンを大事にしましょう。

 

努力は自分を裏切らない。

自分を信じましょう。

 

 

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