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はじめに
こんにちは、税理士の佐藤憲亮です。
個人のお客様と話をしていると、よく聞かれるのが「会社設立」についてです。
特に、こんなご質問をいただくことが多いです。
①会社設立をする一番のメリットはなんですか?
②資本金っていくらにすればいいの?
③法人成り(個人事業を法人化)するタイミングは?
④会社設立にはどれだけ費用がかかるんですか?
⑤法人成りすると節税しやすいって聞くけどホント?
本日は上記項目の内、④の「会社設立にはどれだけ費用がかかるんですか?」について解説していきたいと思います。
※他の項目については下記を参照ください。
主な会社の種類
営利法人
①株式会社
②合同会社
③合資会社、合名会社
非営利法人
①NPO法人
②一般社団法人・一般財団法人
設立費用
①株式会社
・定款の認証手数料:50,000円
・定款の謄本手数料:2,000円
・設立にかかる登録免許税:150,000円
合計202,000円
※1.なお、自身で会社設立手続きをすれば、プラス収入印紙代40,000円がかかってきます。
(専門家に依頼すれば、電子申請のため印紙代は不要)
②合同会社・合資会社・合名会社
・定款の認証手数料:公証人による定款認証不要のため、0円
・設立にかかる登録免許税:60,000円
③NPO法人・一般社団法人・一般財団法人
・定款の認証手数料:管轄が都道府県や市町村であり、0円
・設立にかかる登録免許税:課税対象外のため、0円
なお、①~③の法定費用は上記のとおりですが、設立手続きにはその他にも費用がかかります。
例えば、法人実印作成代、印鑑証明取得代、住民票取得代、司法書士手数料、税理士手数料などがあります。
おわりに
本日は、法人設立費用についてお話してきました。
一般的に言われる株式会社や合同会社の設立には、司法書士や税理士の報酬等を含めると、おおよそ10万~30万くらいの費用が必要です。
その他、資本金をいくらにするかによっても必要な資金は変わってきますし、設立後の事業開始のための設備や場所代なども考慮しておく必要があります。
目の前のことだけでなく、先々のことを考えた資金計画は必須ですので、しっかりと計画を立ててから手続きを進めていきましょう。