この記事の目次
はじめに
私が行動に迷った時の一つの指針として、こういった言葉(名言)があります。
「やらずに後悔するより、やって後悔する」
誰が言ったのか知りませんが、この言葉、非常にポジティブに物事を考えることができます。
私たちは毎日生きているだけで何かしらの選択をし続けています。
行き当たりばったりでやっていると、小さな選択でも迷ってしまいますし、選択をするたびに「本当にこれでよかったのだろうか」とクヨクヨしてしまい、迷うような選択が多いと疲れてしまいます。
誰しも後悔するのは嫌ですし、できるだけ後悔しない選択をしたいです。
人は何かを選択する際には「後悔するかもしれない」と後悔する可能性をある程度予測してから選択をしており、やはり後悔を避けようとします。しかし、考え方によっては、後悔することは必ずしも悪ではありませんし、そう考えることが出来れば、後悔の持つ意味は変わってきます。
後悔とは
後悔とは、後になって自分の選択が間違っていたと感じて、「もっと違った選択をしていればよかった」と思うこと。
「後悔先に立たず」という言葉があるように、行動の前に後悔するかどうかというのは分からないですし、本来、後悔するかどうかは、それが終わってからでないと分かりません。
(行動を起こす前に、将来の自分がその行動をどう評価するかは分からない。)
つまり、 後悔とは今の時点から見た、過去の自分の行動を低評価している状態をいいます。
後悔をポジティブにとらえる
過去の自分の行動を低評価するということは、今の自分は過去の自分と考え方が変わってきている証拠でもあります。
今の自分を形成しているのは過去の自分なので、考えようによっては、過去の失敗(後悔)があったからこそ今の考え(自分)に至ったと言うこともできます。
そうすると、後悔の捉え方が変わり、「後悔をする」ことの意味も変わってきます。
後悔することが出来るということは、行動ができていたという証拠。
こう考えると、過去の失敗をただの失敗で終わらせることなく、次のステップへのきっかけにすることができます。
「やらずに後悔するより、やって後悔する」とは
行動を起こさなかったことについて後悔したときは、「もっとこうしておけばよかった」というような具体的改善策を立てることができませんので、後悔の内容としては「行動すればよかった」ということになります。
これとは逆に、何かしらの行動を起こしていて「やらなければよかった」と後悔したときは、それを行動に移していなければ、やらなければよかったという後悔も認識できませんので、行動したこと自体は次につながると考えることができます。
また、やり方がまずかったと後悔したときは、行動内容を見直し、次に向けて具体的改善策を考えることができるでしょう。
つまり「やらなければよかった」と考えてしまった場合は、「行動しなければ失敗かどうかも分からなかった」と考えを置換することでポジティブに考えることができますし、後者の考えの方が自分の行動力にブレーキをかけませんので、次の行動にも繋がります。
行動しなかったことを後悔するより、行動できたことを肯定するように心掛け、そして行動できた事実について分析することで、自分の得意なことや苦手なことが分かります。
なによりも、後悔をネガティブに受け止めないことが重要です。
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なお、こちらの記事は、本記事を補完する内容となっております。
本記事が分かりにくかったと感じられた方は、合わせてお読みいただくことをおすすめします。
おわりに
私は「やらずに後悔するより、やって後悔する」という考え方を取り入れていて、自分が興味を持ったことや、やってみたい・面白そうと思ったことは必ずやるように心がけています。
誰しも自己否定はしたくはないので、今日した選択が明日の土台となるように、今できる最大限の努力を行動で表現していくことが何よりも重要だと考えます。