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はじめに
大学院の修士課程に入学すると、大学院関係者からは、
当たり前の様に1年生は「M1」。2年生は「M2」と言われることになります。
また、博士課程の場合は「D1」「D2」・・・となります。
入学した当初は、M1とは何のことを言っているのかちんぷんかんぷんで、
「もしかして、マニアックのМか?」とか思っていました
(この冗談は、つまらないという一定の評価を得ています)。
修士課程のM
修士課程のMは「master's degree」のMです。
これは「修士号」のことを指します。
英語圏では「master(マスター)」といい、
ドイツ語圏では「Magister(マギスター)」です。
今は制度が変わってなくなりましたが、税理士試験で科目合格なしに、
大学院の修士課程を2度修了することで、
税理士資格を取得した人のことを「ダブルマスター」なんて言います。
また、「master」を直訳すると、「極める」「使いこなす」という意味があります。
修了した頃には税法を極めて、使いこなせるようになっている。
ということにもなります。
が、頑張ります。
修士課程の場合、「M1」「M2」と呼ばれることになりますので、
意味は知っておきましょう。
博士課程のD
博士課程のDは「Doctor」のDです。
wikipediaでは
博士(はくし、はかせ)は、
人類が保有する教育機関・体系の中で与えられる学位のうち最高位のものである。
と説明されています。学士⇒修士⇒博士という順序です。
ドクターと言うと医師を想像する人が多いと思いますが、
ドクターは医者のドクターと博士のドクターに区分されます。
医師のドクターは「Medical Doctor」の略称であり、
博士号(法学)のドクターは「Doctor of Juridical Science」の略称です。
どちらも同じドクターなんですが、その意味は違うということは知っておいて損はないです。
おわりに
博士課程後期がある大学院では、修士課程は博士課程前期ともいいます。
M1、M2というのは、大学院に行くと何度も耳にする言葉です。
何度も耳にする言葉は、「知っている」と勘違いしてしまうことがあるので、
「知っている」ということの確認は、人に説明できるかを基準にしましょう。